2022年4月9日

市立前橋入学式。

午前中は前橋市立前橋高校同窓会役員会、午後は入学式。今年度は5月25日に理事会、6月18日に総会を行う。課題である同窓生の掘り返しを行っていく。

入学式では240名の新入生をお迎えした。私からはお決まりの桃太郎の話をさせていただいた。

私は平成12年に卒業した。入学時は男女共学となってから3年目を迎えた年で、今では男女共学が当たり前の本校も、その当時はまだ女子校の印象が強かったことを覚えている。本校は時代の変化とともにその形を変えてきた。戦争の時、男女共学への変革の時、中高一貫校が検討された時、そのどれもが私たちには知る由もなかったが、この同窓会という組織のおけげで先輩方から伺うことができた。

たとえ校舎が変わろうとも、場所が変わろうとも、名前が変わろうとも、同窓会によってその想いが脈々と受け継がれていることは大変意味のあることだと思っている。

桃太郎という昔話がある。「むか〜し、むかし。あるところにお爺さんとお婆さんが・・・」と始まるおきまりの物語である。お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯へ、そこでお婆さんは大きな桃を発見する。そして持ち帰って、桃を切ると中から桃太郎が出てくる。この桃太郎によって鬼退治がなされ世界は平和になる。

この話の中に大事なヒントがある。それはお婆さんの行動力だ。目の前に大きな桃が流れてくる。想像してみてほしい。普通の人は気持ち悪がって拾おうとはしない。ましてや持って帰って切ってみるなんてことはしない。しかもお婆さんは流れてくる桃を探しに行ったわけではなくて、洗濯をするために川に行ったのだ。本来の目的を達成するためではなく、たまたま目の前に来たチャンスに反応したのだ。これが重要。

よくわからないから、気持ち悪いから、興味がないからといった理由で大事なものを見過ごしているかもしれない。何事にも恐れずに行動力を持って日々の高校生活に励んでほしい。きっと大きな桃が流れてくる。見逃さずに貴重な経験を積んで、実りある三年間にしてほしいと思う。

伝えたいことは高校生活の中で訪れる様々なチャンスを見逃してはいけないということだ。何事にも興味を持って積極的に取り組んでほしい。

□本日のめぶき 「橋はステージ」

前橋市議会議員 岡 正己

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