2023年5月27日

行政視察大東市。

建設水道常任委員会行政視察3日目は大阪府大東市へ。大東市の法被をきた職員の方が改札まで迎えにきていただいてバスに乗り込み市役所へ。そこには同じ法被を着た職員の方々が手を振ってお迎えしてくれている。なんという歓迎ムード。

土地柄ということもあるのかわからないが素直に嬉しく思った。

大東市の視察項目は「morinekiプロジェクト」、政策推進部公民連携推進室の職員から説明を受ける。全国で初めて市営住宅をPPPによって整備した事例である。PPPはパブリック・プライベート・パートナーシップのことで公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームのこと。

北条まちづくりプロジェクトを平成26年に策定し民間との公民連携事業を進めていきた。morineki(もりねき)とは、地域の方言で「〇◯ねき」というのは「〇〇のそば」という意味なので森のそばにあるというその立地からネーミングされた。

「morinekiプロジェクト」のテーマは次世代につながる住宅地域の再生。老朽化、耐震性がない等、建て替えが課題となっている市営団地。。市が直接単に立て替えるだけではいづれは今までと同じ課題直面してしまう。民間の手法やノウハウ、マネジメント力、自由な発想によるエリア再生を目指し平成17年から検討を始め平成27年3月に構想を策定した。多世代が交わりつながりを意識したデザイン。平成29年5月〜建て替え等事業をスタートさせた。

テーマとして
1、若い世代の流入
2、地域資源を生かす
3、利便性向上 ビジネスの導入

特徴としてPPPエージェント方式による市営住宅の建て替えと行政として公園整備や道路拡幅等も行う。

事業スキーム 4つの立場
1、事業計画の策定・管理(PPPエージェント・SPC)
2、行政の立場
3、金融機関 信用金庫
4、民間事業者

この辺りの北条エリアには築50年以上の建物が多く、駅までのアクセスがいいのに価値がない。特に人口減少と高齢化が進んでいる地域で元々の市営住宅にはお風呂がなかったのでベランダに住民が勝手に風呂を取り付けている事例なども発生していた。

元々144戸あったが74戸に減らし市が20年間借り上げる。道路整備により通行の安全性、都市公園の再整備、エリア価値が向上した。テナント先つけにより本社ごと移動してきた企業がいた(きっかけは大島芳彦氏)。市が資産を持てばリスクになる。ただの立替ではエリアの価値が上がらない。仕掛けは有名建築家大島芳彦氏を起用したこと。

効果として市民の日常生活が豊かになり、企業がテナントに入ったことによる経済活動の活性化と雇用促進。エリアをワンパッケージでやることと木造にすることで通常は6年くらいかかるところが2年でできた。人口は令和2年より増加している。現在の課題として行政内組織の連携、職員のノウハウの強化等が挙げられる。

総事業費:民間16億円 大東市20億 (半分交付金)。現地へと移動。

□本日のめぶき 「黒餅白餅」

新大阪駅で見慣れない赤福を発見して購入。

前橋市議会議員 岡 正己

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