お盆。お盆の語源は、サンスクリット語の「ウランバーナ（=逆さに吊り下げられた）」だとラジオで聞いた。８月１３日〜１６日の４日間が一般的なようだ。地方にとっては里帰りしてくる人達をターゲットに故郷の魅力を伝えるチャンス。実家、お墓、ショッピングモールの３点セットだけではなんとも勿体無い。地方にいる我々にとってはそこに合わせて居場所を提供することも大事になってくる。

群馬県には大小様々なお祭りがあるが、中でもそのために里帰りする人達が沢山いるという意味で桐生まつりと沼田まつりは祭りの効果を活かしているといえる。しっかりと地元に帰るタイミングと場所がある。前橋はどうか。以前は前橋花火大会が８月１５日であったので実家、お墓、花火の３点セットだったかもしれないが今は違う。花火大会は８月の第二土曜日になったので今年は８月１２日に開催された。

８月１２日は関東だけでも、とりで利根川花火大会、熊谷花火大会、神宮外苑花火大会、奥多摩納涼花火大会、伊豆大島夏まつり花火大会など大小様々な花火大会が行われた。前橋花火大会を観光目的として行うにはこれらの花火大会よりも選ばれなければならない。ちなみに前橋花火大会の目的は、「市内経済活動の活性化を促すとともに、歴史と伝統を維持しながら、市民の地域への愛着や誇りを醸成し、文化的価値を後世へ繋げていく」というもの。この目的であれば８月１２日を選ばなくても良いと思う。

前橋は４大イベント（初市まつり、七夕まつり、前橋まつり、花火大会）が定着しているのでどこかしらで里帰りを促せるきっかけがあるといいが現状はなかなかその理由が作れないでいる。「ないなら作れ！」ということでBentenaSHOPでイベントを企画した。

□本日のめぶき　「熱帯行〜盆ボヤージュ〜」

暑さを楽しむというコンセプトでお盆の里帰りメンバーを出迎える。元京華（BentenaSHOP前の空き地）をお借りしてfederalとプールを設置。アーケード下で徐にはじまる民族楽器やポータブル電子楽器などを使った熱帯音楽セッションなど初めてのことも多かったが前橋らしく弁天らしくここにしかない特別な１日になった。

それでは皆さま残りのお盆休みも盆ボヤージュ！

前橋市議会議員　岡 正己