2024年7月12日
新しい価値の創造都市。
令和6年第2回定例会総括質問3日目。赤利根 岡は2番目に登壇し23分間の総括質問を行いました。質問内容の要約を載せておきます。
1新しい価値の創造について
(1)めぶくID
①めぶくIDの普及状況
信頼性の高いデジタル個人認証として、めぶくIDが誕生してから1年9ヶ月が経過しました。現在は、めぶくグラウンド株式会社が他地域への普及を目指して、めぶくIDを発行・管理していると認識しています。現在のめぶくIDの普及状況について伺いたい。
(答弁者 デジタル政策担当部長)
令和6年6月30日現在、前橋市で17,025人の登録があります。また、本市に加えて、北海道江別市と長崎県大村市もめぶくIDを導入しているところです。さらに、令和6年度の国のデジ田交付金を活用して、大阪府門真市、宮崎県延岡市もめぶくIDを導入する予定と聞いており、徐々に導入自治体が増えつつあると認識しております。
②めぶくアプリの改善
昨年度からめぶくIDを導入している長崎県大村市では、デジタル地域通貨「ゆでぴ」と地域助け合いアプリ「おむすび」が上手に連動しているが、現在のめぶくアプリ内の情報提供サービス「グッドグロウまえばし」と、共助のまちづくりに向けた「助け合い掲示板」、電子地域通貨「めぶくPay」は、各機能が分断されていて、非常に残念です。管理運営するめぶくグラウンドには、アプリの使われ方に注意を払ってもらい、利用者にとって使い勝手の良い、利便性の高いものにしてほしいと考えています。めぶくアプリの改善の必要性について伺いします。
(答弁者 デジタル政策担当部長)
めぶくアプリは令和4年10月のリリース以降、徐々に利用者を伸ばしている一方、利用者の方々からは「アプリ内の表示が目立たず見にくい」、「めぶくコミュニティのコメント機能が使いにくい」といったご指摘もいただいたと承知しています。これらについてめぶくグラウンドと共有し、令和6年4月以降、ご指摘を踏まえたアプリの改善を行うなど、市民の要望に応じた対応を随時進めてきたところです。市民のニーズに応えるべくアプリのさらなる改善を引き続き働きかけるとともに、めぶくアプリの活用促進に向けて、市民への周知・広報に協力して参りたいと考えております。
岡コメント:現在の機能だけであればめぶくIDを取得しなくても使えるサービスだと感じています。信頼性の高い個人認証のめぶくIDだからこそ出来るサービスだと認識されることで他地域への更なる横展開も促せるのだと思います。課題がかなりあるアプリになってしまっていると感じていますのでめぶくグラウンドへのしっかりとした働きかけをお願いします。
(2)歴史まちづくり
昨年度から開始した歴史まちづくり計画では、厩橋地区である街なかの建造物について歴史的風致形成建造物の指定候補として掲載されている。特にレンガ倉庫については、積極的な活用が新しい価値を創造していくと考えるが、レンガ倉庫を含めた街なかでの歴史的風致形成建造物への指定と、改修費に対する助成について、今後どのように進めていくのか伺います。
(答弁者 都市計画部長)
歴史まちづくり計画では、歴史的風致形成建造物への指定候補として、厩橋地区の建造物を18件掲載しております。この中から、特に保全が必要と思われる建造物から優先的に指定を行いたいと考えております。また、建造物の改修費に対する助成につきましては、建造物によって、改修内容や規模が異なるため、所有者のニーズに沿い、かつ、歴史的風致の維持及び向上資するような助成制度を構築していきたいと考えます。
岡コメント:助成制度があることによって歴史的風致形成建造物を使用しながら残していくことができます。その建物があることでこの地域の歴史や文化を今に伝えることができますし、シビックプライドの醸成という内向きのシティプロモーションに直結することでもあると考えています。
2中心市街地について
(1)アーバンデザイン
アーバンデザインはまちづくりの理念で、この理念を共有したさまざまな事業主体の整備や活動がつながっていくことにより、まちなかのにぎわい創出を目指しているものと認識しています。現在、準備が進められている千代田町での再開発事業など、まちなかでは多くの事業が動いており、馬場川通りで可視化されたアーバンデザインに示されるまちづくりをさらに広げていく好機と言える。そこでアーバンデザインの実現に向けた今後の取り組みについて伺います。
(答弁者 都市計画部長)
アーバンデザイン協議会やシンポジウムを通じ、各種団体や市民に向けたアーバンデザイン理念の普及促進に引き続き取り組んでまいります。また、まちなかにおける大きな事業のひとつである千代田町中心拠点地区再開発事業においても、道路や広場といった公共空間の活用を踏まえた整備方法の検討などアーバンデザインに沿ったまちづくりを支援していきたいと考えております。
岡コメント:千代田町中心拠点地区再開発事業に面している道路には銀座通りがあります。街路灯の老朽化だけではなく、ポイ捨てや路上駐車など様々な問題があり、商店街組合だけでは解決するのは困難であると思います。再開発に面している部分だけではなく東に伸びていく銀座通りの再整備も含めてアーバンデザインに沿ったまちづくりを進めていただきたいと思います。
(2)まちガイド
最近のまちなかでは、空き店舗オーナーと出店者をマッチングする前橋版リノベーションまちづくり「マチスタント」の取組により、新たな出店が順調に進んでいます。マチスタントでは出店希望者とまちなかを歩き、まちなかの現状や魅力を丁寧に伝えながら出店に導いています。例えば観光地でその魅力を伝える観光ガイドが活躍しているように、まちなかの魅力を伝えるボランティアのような方が、まちなかに興味を持った方をアテンドする担い手「まちガイド」となれると考えますがいかがでしょうか。
(答弁者 産業経済部長)
マチスタントは、当初目的とした物件と出店者のマッチングに留まらず、新たに出店した方々がまちなかで新たにイベントを開催したり、商店街に加盟し協働して運営に取組んだり、まちづくりの担い手としても活躍される方が多くなっております。また、視察やまち歩きの要望をいただくことが多くなっており、ご質問にあります「まちガイド」につきましても、前橋のまちなかの魅力を内外にアピールできるコンテンツとしても大きな可能性を秘めていると考えております。まちづくり分野に限らず、文化やアートなど様々な分野のプレイヤーとの連携していく必要があると考えているため、今後、どのような取組みが可能か検討、研究を進めたいと考えております。
岡コメント:様々な方々がまち案内をしている場面に遭遇することがありますが、誰がどのように伝えていくのかによって印象がまるで変わっているようです。まちなかを愛する方々がボランティアとしてまちをガイドしてくれることで既存店舗への誘導やイベントの日などへの再来も促せると思います。
3 文化芸術振興について
(1)アーツ前橋
アーツ前橋は、館内の展示に留まらず、学校現場へのアウトリーチや地域アートプロジェクトなどの取り組みを展開してきたと認識しています。今後も美術館への誘客を行う上で、さまざまな方と連携していく仕掛けが重要だと思うが、昨年度、開館10周年を迎えたアーツ前橋での館外への展開について伺いたい。
(答弁者 文化スポーツ観光部長)
昨年の10周年記念展では、中心商店街の百貨店や空きビル、アーケードなどで作品展示やワークショップを行い、地域と連携したプロジェクトを行いました。今年度はこうした動きを継続する形で民間企業と連携し、中心市街地においてデザインプロジェクトを行い館内展示に繋げるほか、来年度に向けた広瀬川河畔でのリサーチ活動を行うこととしております。また、教育現場やこどもたちへのアプローチは、今年度の展覧会でも既に複数の学校からの視察見学を受け入れているほか、開催中の荒井良二展でもこどもたちを対象としたワークショップ開催や、こども図書館・まえばしシネマハウスとの連携などを行っております。さらに、博物館実習の再開や職場体験の受け入れなど、地域にひらかれた美術館としての展開を進めているほか、学校現場からの受け入れを進める上での課題について教員との意見交換を予定するなど、引き続き館外展開の検討を進めてまいりたいと考えております。
3.文化芸術振興について
(2)アーツカウンシル前橋
①アーツカウンシル前橋の取組
今年度、アーツカウンシル前橋では、市内の文化芸術団体や個人の継続的な活動を支援するため、文化芸術活動奨励金の交付を行うと伺っております。過去と今年度の文化芸術活動奨励金の交付状況について伺うとともに、アーツカウンシル前橋の主な事業の取組みについて伺います。
(答弁者 文化スポーツ観光部長)
文化芸術活動奨励金につきましては、令和2年度、令和4年度と実施しており、累計で23組の個人・団体に対し、助成を行っております。今年度につきましても、25組から応募いただき、今月中には助成対象の個人・団体が決定する見込みです。主な取り組みといたしましては、市税を導入している文化芸術事業の調査や文化芸術市民会議などを行っております。
②アーティストバンクの設置
奨励金事業について、過去2回で助成を受けた事業団体・個人が23件と伺いました。この助成金を受けた団体等についてアーカイブとしての蓄積、あるいはそれを市民に公開し派遣希望があった際には活用することもアーツカウンシルにとって有意義な活動ではないかと思います。また、3年に1回アーツ前橋で開催されています前橋の美術の出品作家についても同様にアーカイブ化し、アーティストバンクのような仕組みにすることで、企業依頼などの窓口になり、出品作家にとっても励みになるかと思います。そこで、これまで奨励金を助成してきた団体・個人及び前橋の美術への出品作家のアーティストバンクの設置について、当局としての考えを伺います。
(答弁者 文化スポーツ観光部長)
県内ではぐんま文化芸術活動バックアップセンターがあり、本市で活躍するアーティストも多く登録し、同じ内容の事業を行っております。ご要望のあった本市独自のアーティストバンクの設置については、今後、アーツカウンシル前橋にて、検討を行ってまいりたいと考えております。
岡コメント:ぐんま文化芸術活動バックアップセンターは音楽関係の方が多い印象でした。同じようなものであればわざわざ前橋市単位のものを作る必要はないかもしれませんが、前橋市の多様なアーティストを可視化できるものがあれば様々な活用が考えられます。アーティストバンク設置の検討をよろしくお願いします。
4シティプロモーションについて
(1)4大イベント
4大イベントのあり方について伺う。例えば前橋七夕まつりは北関東で最大規模と言われているが、昔と比べて人々の移動が広域になった現代においては、仙台や平塚の七夕祭りとの差別化を図る必要があるのではないかと考えます。また、商店街・個店の部の飾り付けを行う人たちの高齢化など様々な課題もあります。コロナ禍が過ぎ去って、平常時に戻りつつある今こそイベントのあり方を見直すチャンスだと思いますがいかがでしょうか。
(答弁者 文化スポーツ観光部長)
4大イベントにつきましては、400年の歴史を誇る初市まつり、市外・県外からも多くの方が訪れる七夕まつりや花火大会、市民総参加の場としての前橋まつりとその特徴はそれぞれ異なるものであり、そのあり方については各イベントの目的を再認識するとともに、時代の変化を意識しながら議論すべきものと考えます。 また、これらの情報を発信する際には、各イベントへのニーズは異なりますので、ターゲティングを行いながらの情報発信を行うことも必要であると考えており、いずれにいたしましても、各イベントの課題やあり方について各イベントの実施委員会を中心に検討していければと考えております。
岡コメント:お祭りやイベントが多いというのは前橋の特徴のひとつです。各お祭のターゲットにあったPRを考えていくことが必要に感じています。運営の部分に関してはもちろん実施委員会が中心となるのでいいと思いますが、その目的に応じた内容のブラッシュアップやPRに関しては、本市の観光の要の部分でもありますので前橋市として重要課題として取り組んでいただくことを要望します。
令和6年第2回定例会総括質問3日目
質問項目一覧
入 澤 繭 子
1 環境について
(1)赤城南麓の現状
(2)規制
2 性教育について
(1)学校での包括的性教育
(2)子供施策での包括的性教育
3 教育について
(1)隠れ教育費
(2)香害対策
岡 正 己
1 新しい価値の創造について
(1)めぶくID
(2)歴史まちづくり
2 中心市街地について
(1)アーバンデザイン
(2)まちガイド
3 文化芸術振興について
(1)アーツ前橋
(2)アーツカウンシル前橋
4 シティプロモーションについて
(1)4大イベント
中 林 章
1 福祉行政について
(1)障害者福祉と高齢者福祉の連携
2 教育行政について
(1)教職員の負担軽減
(2)タブレット運用
(3)部活動地域移行
3 自治会活動について
(1)今後の自治会への支援
近 藤 登
1 PFAS有機フッ素化合物について
(1)本市の監視状況
(2)今後の対応
2 国民保護法の対応について
(1)国民の保護に関する前橋市計画変更の内容
(2)有事に対する実践的な訓練
(3)避難誘導の訓練
(4)自主防災組織との連携
3 相続放棄された財産について
(1)相続財産清算人の市による選任申立て
(2)管理者不在による近隣迷惑の対処
林 倫 史
1 動物行政について
(1)取組と展望
2 公立学校における子供の健康について
(1)香害
(2)猛暑対策
(3)タブレット
3 前橋こども公園、児童文化センターについて
(1)利用状況
(2)活動の現状
(3)展望
小川栄 治
1 地域防災について
(1)利根川の現在の氾濫リスクと減災対策
(2)小学校区を単位とした計画の概念
(3)自治会
(4)消防団
(5)小学校区
(6)水道局
(7)災害予防計画における部別担当避難所の指定先
横 山 勝 彦
1 子供、健康、福祉の制度について
(1)保育料の無償化、実施目標時期
(2)健康づくり
(3)高齢者福祉
2 専門相談の活用について
(1)弁護士相談会
3 市営住宅の在り方について
(1)部屋の改修
(2)入居促進
4 地域の諸課題について
(1)細井小北通線
(2)(仮称)赤城榛名広域道路
(3)小坂子地区(最終処分場、枡形地区)
5 市民プールの在り方について
(1)市民プールのこれから
(2)学校プールの利用
堤 波志芽
1 まちづくりについて
(1)本町五差路
(2)中心市街地再開発事業
(3)前橋テルサ
2 イベントについて
(1)地域の行事
(2)施設予約
(3)予算
3 歴史まちづくりについて
(1)博物館
(2)前橋駅旧駅舎
(3)前橋城大手門の公開
4 安心安全なまちづくりについて
(1)防犯カメラと防犯灯の設置
5 グリーンドーム前橋について
(1)施設の有効利用
(2)施設改修計画
(3)ステージと可動席
吉 田 直 弘
1 マイナンバーカードを前提としない便利なデジタル化の推進について
(1)マイタクの改善
(2)めぶくPayの改善
2 溢水対策について
(1)内水ハザードマップ
(2)河川の溢水対策
(3)東地区対策
3 群馬県民会館の存続について
(1)市の対応
(2)県への要望
角 田 修 一
1 LED防犯灯について
(1)維持管理状況
(2)LED防犯灯の経年劣化
2 令和5年度包括外部監査報告書について
(1)亀泉清掃工場及び大胡クリーンセンターの現状と課題
(2)ごみ収集車の計画的な入替え
(3)天然ガス車の取扱い
(4)一般廃棄物の広域処理に関する協議会
3 公園駐車場の適正管理について
(1)公園駐車場の利用実態
(2)現状の取組
□本日のめぶき「本当のクールビズ」

あまりの暑さに、ただネクタイを取ってシャツのボタンを開けることだと思われているクールビズの本当の姿をしっかりと考えていきたいと強く思っています。



