2024年8月6日
前橋空襲犠牲者慰霊追悼式。
8月5日は特別な日です。79年前に535人が犠牲となった前橋空襲がありました。毎年、広瀬川沿いの前橋空襲追悼碑前で行われる前橋空襲犠牲者慰霊追悼式に参列しています。朝9時〜1時間程度の式典で今年で21回目ということでした。
今年も地域の方々が集まって慰霊碑に献花しました。主催の住吉町2丁目自治会長と来賓の小川市長、安孫子県議からそれぞれ挨拶があり、町内の子供たちからは平和への願いも語られました。
また、戦争体験者の原田さんから終戦後まもない上野駅での体験が語られました。親と一緒にいた原田さんに対して「おい!食なんかくれ!」と声をかけてきた戦争孤児の鋭い目に生きることへの執着を感じたといいます。また、「お前、いいな」と言われたという言葉も印象的でした。戦争孤児にとっては親と一緒にいられることが幸せなことなのです。
戦争は憎悪しか生みません。今ある当たり前は先人たちが作り上げてくれているものです。犠牲者に哀悼の意を捧げると共に感謝の気持ちも湧いてきました。