2024年10月29日

教育福祉常任委員会行政視察1日目。

10月28日〜10月30日の2泊3日の行程で教育福祉常任委員会行政視察です。1日目は愛知県豊橋市。

視察項目は、豊橋市こども若者総合相談支援センター『ココエール』です。
特徴としては、こども家庭センターと子ども・若者相談支援センターを合わせた機能を有しているところ。

 

きっかけは平成24年の居住実態が不明の子どもがネグレクトで死亡した事件。児童手当は受給していたがその他の連携が取れなかった。実際に住んでいるところが不明となってしまっていた。乳幼児健診の未受診者を確実に行うことを確認した。子供が生まれてからいくつかの接点をしっかりと共有することが重要。

・要保護児童対策地域協議会
市役所の関係課(子ども保健課、子ども発達センター、健康増進課、生活福祉課、子育て支援課、学校教育課(SSW))と児童養護施設、市民病院、警察、児童相談所で作る協議会。※警察が入っているのがポイント。児童相談所と愛知県警が提携して、各所轄の警察署に出席するように要請した

代表者会議は年1回、実務者会議は月1回行われる。

・こんにちは赤ちゃん訪問事業(4歳の子が亡くなった事例がきっかけ)
子育て家庭と地域のつながりを作るため、保健センターとは別に生後3ヶ月に地区の担当の民生委員と児童委員が家庭訪問し訪問時にお尻拭きと事業の手引きを渡す。顔見せすることで災害支援などにもつなげる。

・怒鳴らん子育て講座
感情的にならない子育てを学ぶ(3日間の連続講座 20名程度)

・定時制・通信制高校合同説明会
300人以上が参加する。夏と秋の2回実施。定時制高校4校、通信制高校12校、全寮制高校1校による同時開催

・ケアリーバー(施設対処児)支援
虐待などで親元で暮らせない子どもが18歳になって自立に向かう若者の支援が手薄になっているのを補う。食料を届けながらのアウトリーチ型 (R5年度は3名の支援)

・ヤングケアラー支援
愛知県のモデル事業(県費10/10)令和4年度からヤングケアラー支援コーディネーターを派遣。ヤングケアラー向けの家事支援、当事者同士が繋がれるサロン会、自らの知識やスキルアップを図る講座

 

・居場所支援の実施
市立の定時制高校(ヤングケアラーの存在率が高い)に向けた居場所支援(お菓子飲み物・雑誌・ボードゲーム等)。自由に来てもらって過ごしてもらう。ピアサポーター(元当事者)が今のヤングケアラーを支援する※有償ボランティア1回500円+交通費

・ケア負担軽減のための家事支援とは?
日常的なケア負担、家事効率アップのため家事代表専門業者と(ダスキン、シル人)協力し、少しでも家事から離れることで有意義な時間を作ってもらう。課題としては、ご家族の同意が得られないと先に進めないため、令和5年度は1世帯、令和6年は3世帯。

その他ココエールの実施事業
・民間団体への委託によるホームスタート事業
・要支援家庭ショートステイ事業 市内・市外の児童養護施設等に加え養育里親
・支援対象者児童等見守り強化事業 夏休み期間中に主任児童委員がお弁当を届けながら子供の状況把握を行い見守りを強化
・子ども・若者支援地域協議会
・子ども・若者総合相談窓口
・不登校のお子さんを持つ親向けの講座

□今後の課題
・人材の確保、専門性の維持向上
・児童福祉と母子保健を一体化した相談期間
・中核市として児童相談所の検討
・ヤングケアラーに対する支援の強化(来年度からモデル事業ではなくなる)
・保護者支援だけでなく、子どもへの直接的な支援
・本市の事情に合った施策を推進

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