2018年11月17日
芸術の存在する意味。
前橋市議会、各派代表者会議と議会運営員会が開かれた。
前橋市議会第4回定例会の日程を確認。
平成30年11月28日〜12月14日までの17日間である。
私の質問予定日は、12月7日(金)の午後だ。
興味を持って頂きたい。そこで誰がどんな事を話すのか。
合間でとても興味深いシンポジウムに。
群馬大学と文化庁によるシンポジウム
「文化芸術による社会包摂は可能か?芸術と医療・福祉の対話と越境」
会場は「社会福祉法人清水の会 えいめい」
ここはアーツ前橋と連携してワークショップをしていたりしているところだ。
デイサービスセンターでのシンポジウムは初めてだった。
シンポジウムは場所も重要だ。
時間の都合上、全て聞くことは出来なかったがとても興味深かった。
パネリストの一人、京都大学こころの未来研究センターの吉岡洋さんのブログを是非みて頂きたい。
発表の仕方もとても面白く、事前にブログを書いてそれを読み上げると言う手法。
文化と芸術を一つにして文化芸術としている部分に触れていたり、社会包摂という言葉を掘り下げることにより考えていく。
ブログを読んで頂きたいが、包摂の反対語、排除というキーワードに着目している。
※吉岡さんのブログの最後の部分を引用
「重要なのは、排除について、人間とモノ(機械、自然)との関係について、答えない相手に呼びかける仕方について、根本的に考えながら実践することです。ここに芸術の存在する意味があると思います。芸術による社会包摂という問題を考える時、芸術はたんに「社会包摂」に役立つ、というような外在的な関係にはありません。芸術とはその本質においては、個性や自己の表現ではなくて、深く思考すること、ロゴス(言語的論理)よりも深層の、自然と接触する(あるいは入り組み合う)レベルにおいて、思考することだからです。」
文化の存在する意味は何か。芸術の存在する意味は何か。
様々な社会課題に対して、我々が予想もしない様々な出来事に対して、芸術の力が必要になるのか。
とても深く考えさせられるシンポジウムだった。
前橋市議会 議員 岡 正己