前橋市立敷島小学校の入学式へ。

PTA会長としてお祝いの言葉を述べさせて頂いた。新入生達が、有り難くも私の言葉に反応してくれるので、非常に進めづらい感じになってしまった。何事も経験だ。途中飽きてしまった感じもあったが、そのあどけなさもまた微笑ましい。今年度の新入生は人数が少なく１クラス１８人だった。少子化の現実を目のあたりにする。中心部と呼ばれるところからスプロールされ続け、立地適正化計画等計画を作らなければならないほどに広がってしまっている。

コンパクトシティという言葉を聞いたことがあるだろう。我々は、持続可能な社会を考えたときに住むという行為を考え直さなければいけない時代に来ている。子供はどんどん大きくなる。子供部屋がいつの間にか物置になっている家もあるだろう。その場所を何年使うのかを考えた方がいい。年をとって、運転に自信がなくなった時、移動手段はどうするのか。自力で移動ができる範囲に何があるのかを考えている人は少ないように思う。適齢期というフィルターで見てみることも必要である。

敷島小学校は中心部からも近く、敷島公園という県内随一のスポーツ施設と、昔ながらの松林が融合している前橋らしい景色もそこにはある。前橋という土地をしっかりと感じれる環境があるのに、現在は空き家問題の重点地区もある。そこに新しい価値を創造しなければならない。もともと歴史もあり魅力もある。それをどのようにピックアップして光をあてるのか。できることは沢山ある。

前橋市議会議員　岡 正己