2019年11月28日
郊外化。
前橋市立前橋高校同窓会の役員会と理事会のため母校へ。理事は総勢80名程度いるのだが毎回参加者が少ない子が課題である。葉書で案内を発送して不参加の方のみ連絡をもらうことになっている。いつもきてくださっている方で連絡なく来ない方もいた。来れない理由は様々であるが、今の前橋の現状も理由の一つであると思う。高齢ドライバーの問題だ。免許返納をしたために少し郊外にある学校まで出向くのはとても大変になってきたと話をしている方がいた。これは同窓会の問題だけではない。自家用車社会の前橋では一人一台が当たり前だ。免許を失った瞬間に行動範囲が変わり生活習慣も変わる。免許を返納し、自動車という足を失ったと同時に、生きがいを失う可能性もある。
郊外化は私達に何をもたらしたのか。現在のような少子高齢化の未来が予想できず、目先のことだけを考えて行った結果で、失敗だったと言わざるを得ない。しかし、失敗から様々なことが学べるはずだ。そのためには失敗を明らかに認めること。そしてそこから事実に基づいた改善を図ることだ。
前橋市議会議員 岡 正己