2019年12月9日
手。
私たちの街、前橋。
まちなかから車で20分ほどで訪れることができるゲストハウス「古民家IRORI場」。その隣に太陽殿という旅館がある。私たち前橋市民はすぐそこにある赤城山のこともあまり知らない。新しい価値は当たり前の中にある。古民家IRORI場が赤城山の中腹にある意味はとても大きい。ここから様々な赤城の魅力を発信できる。
夏の間は山頂付近にいる羊たちも寒さをしのぐため降りて来ている。スローシティという概念がある。スローシティとは、平成11年前橋市の友好都市イタリア・オルビエート市などが発祥で、地域の食や農産物、生活・歴史文化自然環境を大切にした個性・多様性を尊重する新たなまちづくりを目指すものである。
平成29年12月26日現在、イタリアをはじめとするヨーロッパを中心に30か国236都市が加盟している国際的な運動となっている。そんなスローシティの発信の場所として様々な価値が創造される場所が古民家IRORI場であると感じる。地域に散らばる様々なコンテンツを集結させてワークショプなどで関わる人たちを増やしている。その時のキーワードは手作り、手作業だと思う。“手”によって生み出されるものこそ価値がある時代だ。
前橋市議会議員 岡 正己