2020年2月10日

3回目の当選。

・前橋市長選挙の結果
山本龍  49,565
岩上憲司 39,439
中島資浩 12,564
店橋世津子 9,428
佐田玄一郎 7,597
海老根篤    277

現職、山本龍氏が3選した。結果は2番目の岩上氏に1万票差ということだがこの差をどうみるのか。多いのか少ないのか。前橋市民は337,543人、その中で当日有権者は277,549人、その中の投票者数は119,787人だった。約12万票を6人で取り合うというのが今回の選挙の構図。現在の12万票は比較的行き先が決まっている票と言えなくも無い。浮動票はもちろんあるが決して多くはないと感じた。やはり重要なのは投票率の増加である。

・投票率
43.16%の投票率。半分以上の人は興味がない、というか関係ないのかもしれない。誰が市長になっても一緒で自分の生活には関係がない。そう感じている人もたくさんいると思う。特に若者からすれば(自分もそうであったように)政治に期待を抱くこともなく自分の生活が充実していればなんら問題がない。しかし、家族を持ち、故郷を想い、未来を考えたとき直面するのは政治である。個では解決できない大きな問題をどうやって解決していくのかを考える上で必要不可欠だ。しかしなかなか興味が持てない。政治がもっと身近にならなければダメだ。では投票に行かない人にどのように届けるのか。

・選挙活動
現在、公職選挙法においてその活動が制限されている選挙であるがインターネットが解禁されて以来その効果的な利用が注目されている。今回の選挙戦を見たときに各候補はどうだったのか。私は山本龍の動画担当スタッフとして参加していたが課題も多く見つかった。山本陣営の支援市議は私を含め15人、その15人の前回選挙の得票数は4万4千近くになる。その下地を活かしきれたと言えるのか。考えてみれば反省も非常に多い。様々なSNSを利用したとしてもそれが拡散されていかなければ意味がない。「拡散希望!」と頼まなくても拡散したくなる内容でなければ拡散されていかないのだ。この時に政策を訴えるのか、危機感を訴えるのか、キャラクターを訴えるのか。まずはターゲットを明確にすることでやり方が見えてくる。

・3回目の当選
3期連続の再選はここ最近、いや時代の流れからすれば今までには無い現象と言える。今までの前橋市長は2期8年のジンクスのようになっていて2期8年の実績を問いながら対抗馬は現職を否定し、その8年の芽を摘んでいた。これでは街はよくならない。今回の結果は今までを踏まえての市民の声である。前橋は徐々にではあるがよくなってきている。社会情勢が変化していくなか、いろいろなことが今まで通りにはいかなくなっている。昔ながらの方法ではこれからの困難を乗り越えられない。そこには革新が必要である。

・当選と落選
当選する人があれば落選する人がある。皆それぞれの想いで立候補していた。敗戦の弁をみる限り責任は自分にあると言って謝罪していた。それだけではないがその責任を負わされるのが選挙であり政治である。お願いをする以上、託されたその期待には答えなければならない。挑戦者達の背中は私たちの目にしっかりと焼き付いている。その問題提起は間違っていることばかりではなく、皆課題として感じていることだ。山本市長にはその課題も重く感じていただいて険しい3期目に挑んで欲しい。

前橋市議会議員 岡 正己

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