2020年5月30日
献血。
新型コロナウイルス感染症の関係で血液が不足しているという新聞報道を受けて、現状を把握するために群馬県赤十字血液センターへヒアリングに伺った。私が所属している前橋青年会議所で何かできることがあるかもしれない、その可能性を模索するためである。前橋青年会議所は新型コロナウイルス感染症の世界的大流行を受けて、昨年から計画してきた様々な行事を一旦白紙にして、この状況下で世の中に求められることを迅速に行っていくこととなった。
通常であれば必要な血液を献血ルームで6割、献血バスで平日の企業訪問や祝祭日のイベント会場などに出向くことで4割をまかなっている。しかし、このコロナ禍によって平日の企業の受け入れや祝祭日のイベント会場などので採血が困難な状況になってきたとのこと。
何かキャンペーン的なことができればと考えていたが、受け入れる側の都合もあるのでその辺がなかなか難しい。人を集めても採血には時間がかかるし、何よりこのコロナ禍によって3密を避けるため予約制などで人数と場所への配慮をしっかりとしないといけない。張り切って広報活動をすればいいというものでもなく、需要と供給をしっかりと合わせていくことが求められる。もともと血液はいつまでもとっておけるものでもないし、献血バスやスタッフの方々などのこともある。
求められていることにしっかりと答える必要がある。6月の平日の2日間くらい前橋青年会議所メンバーに周知して、献血に行けるメンバーを募ってスケジュールをしっかりと組むことで、平日の企業に出向くはずだった部分を補うことならできるかもしれない。
前橋市議会議員 岡 正己