2020年8月11日
海。
海。いつの間にか海を見るだけで興奮しなくなってしまった私39歳。海を見るだけでやけに興奮している人は群馬、栃木、山梨など海なし県に住む者が多いと言われている。かくいう私も海を見るなり「海だー!」と叫ぶ、新幹線では海の見える方に偏るなど海なし県出身者の模範のような行動を取っていたものだが、最近は海を見てもとにかく落ち着いている。まさに凪である。海を目の前にして、海の大きさを感じると前橋出身の作曲家井上武さん作曲の「うみ」のことを考える。
海は広いな大きいな。海の近く人住んでいる人であれば当たり前の海の大きさも、我々海なし県の人にとってみればとても特別に大きい。子供たちを海に連れて行けて良かった。波と戯れているだけでとても楽しそうだった。その土地の当たり前は実は当たり前ではない。前橋には海はないが山とまちがある。まちには独自の文化があると良い。独自の文化は住んでいる人には気がつけないものかもしれない。
前橋市議会議員 岡 正己