2020年9月28日

前橋の歴史的風致。

NPO法人「街・建築・文化再生集団」(RAC)主催の歴史まちづくりシンポジウムに参加。藩営前橋製糸所開所150年記念集会「はじめの一歩 歴史文化がかおるまちづくり」と題してまちなかにある元気21まえばし3階の前橋市中央公民館ホールで行われた。参加者は120人程度。基調講演、事例報告、パネルディスカッションと朝から夕方までビッチリの予定。

私は前日に行われた情報交換会にも参加して基調講演した国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 景観・歴史文化環境整備室 石川啓貴氏や文化庁文化資源活用課 課長補佐 田中康成氏らと共に近い位置で情報交換出来たこともあって基調講演の内容もじっくりと理解できた。

最後のパネルディスカッションは横浜の事例なども織り交ぜながら前橋の可能性を十分に想像できる内容だった。ポイントは前橋独自の歴史的風致を生かすということだ。我々が当たり前だと思っているものが実は歴史的風致なのである。これはまえばしで生まれ育った人ではなかなか気がつくことができない。当たり前の風景から消滅していく。そこに価値を見出せるかである。

帰りがけに広瀬川に立ち寄る。

展望橋の上にはハンモックが設置されていた。横になると川のせせらぎと桜の木の間から刻々と変わる空を眺めることができる。その場所に新しい価値を与えていた。橋の上で横になるだけでとても気持ちが良い。これはアーティスト後藤朋美さんの企画で広瀬川河畔地区社会実験「広瀬川アート」の作品のひとつ。こういった作品も続けていくことで前橋の歴史的風致になったりするのだと思う。いつもの景色が少しだけ違って見えた日曜日の夕方。このまちにはまだまだ魅力が埋もれている。

 

前橋市議会議員 岡 正己

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