2021年3月23日

住吉第一団地。

私の所属する建設水道常任委員会の予算審査。私は8人中の7番目で8項目の質疑を行なった。私の住んでいる町内、住吉町にある「住吉第一団地」についてのやりとり。

特別市営住宅管理運営事業について

(1)特別市営住宅の現状
岡:本市における市営住宅全体の入居率は平均で約7割であり、「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律」の規定により建設した、特別市営住宅である住吉第一団地についても、現在、全50戸のうち15戸が空き室となっている状況である。

住吉第一団地は、中心市街地に近接している市民の貴重な財産であり、空き部屋が多く、十分に利用されていない状況を改善できないかと考える。住吉第一団地におけるこれまでの入居者数の推移と入居促進の取り組みについて伺う。

(答弁)
住吉第一団地の入居者数の推移は、平成24年度の46戸をピークに直近の3年間では概ね35戸前後で推移している。入居促進の取り組みとして、これまでに子育て世帯への家賃補助を実施し、また、2度の家賃の減額見直しを行っている。

さらには、令和元年に、前橋市営住宅管理条例を改正し、同居親族要件を廃止したことから、一定の面積要件を満たす住戸においては、単身入居を可能とし、これまでに2名の方の入居に結びついている。周知につきましては、ホームページへの入居案内の掲載、管理代行者である群馬県住宅供給公社による個別案内などを行っている。

(2)特別市営住宅の課題
岡:家賃補助や入居要件の緩和など、入居促進の取り組みを実施しているようであるが、入居者の推移はピークから見ると10部屋程度減少している状況である。より一層の対策を講じなければ、空き部屋が増加する一方ではないかと懸念している。住吉第一団地の入居に関する課題認識と、今後の空き部屋対策への考え方を伺う。

(答弁)
住吉第一団地の入居に関する課題は、当該団地は中心市街地周辺部に位置していることから、駐車場の台数が他の団地に比べて少なく、車を2台所有している世帯などでは、民間駐車場を確保しなければならない状況となっている。また、特別市営住宅の制度により入居者は中間所得者層であることから、駐車場の条件を始め、諸条件から民間賃貸住宅を選択する方が多くなっているものと考えている。今後の空き部屋対策は、先進都市の事例を研究するとともに賃貸住宅運営にノウハウのある群馬県住宅供給公社と連携し、入居促進に向け取り組んでまいりたいと考えている。

岡:私も色々考えた。どうすればこの住吉第一団地の入居者が増えるのか。ファミリー用に作られた住宅であれば共働きが当たり前の現状を考えると駐車場の問題は非常に大きいと考える。

現状たどり着いた答えは「ルームシェア」である。全国の市営住宅でルームシェアを可能にする事例が増えてきている。これは空いてしまっている市営住宅と少しでも家賃を安く済ませたい学生などの市民ニーズがマッチしているからだと思われる。

また今後シェアサイクル事業も始まり自家用車依存が少しでも緩和されるとも考える。例えば群馬大学の学生などであれば大学までバスで一本なので需要はあると思う。単身入居により入居者が増えた実績がある。ぜひルームシェアなどで複数人(2名)の入居を検討していただきたい。

市営住宅全てが対象ということになるとなかなか難しいと思うので、まずはこの特別市営住宅「住吉第一団地」で始めてみるのが良いと思う。財源不足によって様々な縮減が図られていると思うが、条例改正、要項の追加、変更など知恵を使い今ある資源を生かしていくことが今までにも増して必要になっている。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

最新記事

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

赤利根では、所属議員の活動や議会の情報について「赤利根ジャーナル」を通して皆様にお伝えしています。

お問い合わせ

お問い合わせは、下記からお願いします。

E-mail: info@akatone.net
Address: 〒371−8601 前橋市大手町二丁目12−1