2019年12月1日

Circles.

名古屋の朝には、モーニング文化がある。今や全国展開につながっているコメダ珈琲店も、その発祥は名古屋である。名古屋の独特の雰囲気がとてもたまらない。地方のヒントがここにはあると思っている。今回名古屋を訪れたのは議員としてではなく、関わっている商品のプロモーションのためだ。目的地は大須商店街のほど近くにある「Pot equipment store」というお店。仏具店が多いエリアで、このお店も元々仏像彫刻師の工房だったようだ。そのエリアらしさが面白い。名古屋駅の近くというわけでもなく(タクシーで10分程度)最寄りの駅までも徒歩10分程度かかるということで、決して交通の便がいいわけでもないがモノが人を惹きつける時代、その立地はあまり関係ない。問題は目的地としての魅力がその店にあるかだ。これからの地方に大切なワンアンドオンリーがそこにはある。さて、朝の話にもどろう。名古屋の朝はそれ自体が文化になっているが、そんな中ひときわ魅力的なお店がある。自転車屋さんの「Circles」さんがやっている「EARYBIRDSBREAKFAST」だ。

朝7時から営業している、新鮮な卵と食材を使ったシンプルなアメリカンブレックファーストが売りのお店。朝からほぼ満席で人気の高さがうかがえる。私が注文したのはチョップサラダ。

いろいろな野菜とチキンが一口大にカットされてドレッシングと目玉焼きをいい感じに混ぜ崩しながらいただく。モーニング文化がある名古屋だからこそ朝にしっかりとこだわっているお店がある。前橋の朝はというととても弱い。特に土日の朝は弱すぎる。遠方からゲストが来ていても一緒に食べにいくところがない。チェーン店などはあるのものの、前橋を感じさせてくれて、また来たいと思うようなお店がない。Circlesの田中社長と話していて印象的だったのは「名古屋は何もない。」というセリフだった。何もないから自分たちでやるしかないと、名古屋と自転車の親和性に目をつけてDIYで独自な雰囲気を作り出して、そこに人々の輪ができている。

なるほど店名のCirclesとは、ここに集まる人たちのことなのだ。前橋もよくいわれる「何もない。」という言葉。しかしそこには「何もない。」がある。何もないからこそ自分たちらしさが作り出せるのだ。名古屋のCirclesはまさにその好例と言える。

前橋市議会議員 岡 正己

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