2022年4月3日
見ぃつけたっ。
東京のお土産の定番「東京ばな奈 見ぃつけたっ」。「東京ばな奈」だけかと思っていたら正式名称は「東京ばな奈 見ぃつけたっ」らしい。この「見ぃつけたっ」が重要なのだ。よくある東京土産だがこれにいくつものヒントが隠されている。「東京ばな奈 見ぃつけたっ」は、たっぷりのバナナかすたあどをスポンジケーキでふんわり包みこんでいるものだ。
ポイントはバナナかすたあどなのだと思うが東京は別にバナナの産地でも何にもない。お土産を考える時ついついその地域の名産品などで考えてしまうが1番のポイントは美味しいということである。
東京ばな奈はもはや東京土産の定番であるが商品に入っている紙に書かれたポエムを見るとなぜ「見ぃつけたっ」が入っているのかがわかる。ポエムはこちら。
かくれんぼしたね
鬼ごっこしたね
ハイッ、おやつに
黄色いバナナ
おいしいね
あれから
東京は変わり人も変わり
いつの間にか
忘れてしまったあの味は
ずっと小さな街角に
かくれんぼしていたんだね
「東京ばな奈、見ぃつけたっ。」
昭和から平成、そして令和。時代が変わっていく中で、忘れてしまっているものがあるかもしれない。忙しい毎日、変化の激しいまちの中、バナナはそこにいた。東京という名前がつくことによってなんともドラマチックである。
□本日のめぶき 「チャリキ本ガンvol.2」
久しぶりに前橋自転車通勤部のZINE『チャリキ本ガン』を開く。これは vol.2である。このZINEは全部で4冊刊行した。
改めて読み返してみてもとても熱量を感じるいい内容であった。当然といえば当然なのだけど、内容が自転車に偏っているところもあるのでもっと自由でもよかったかもしれない。「やり過ぎぐらいがちょうど良い」という言葉の意味が少しわかったような気がした。過去の資料から新しい気づきがもらえることも多々ある。まさに「前橋自転車見ぃつけたっ」であった。
前橋市議会議員 岡 正己