2022年6月21日

鼓笛パレードは前橋の原風景である。

令和4年第2回定例会総括質問3日目。議員になってから21回目の総括質問であった。時間もちょうど23分間にしっかりと収まって我ながら経験値を感じることができた。市民の関心も高い4大イベントの部分をピックアップしておく。

1 観光振興について
(1) 4大イベント
①コロナ後を見据えたイベントの実施
赤利根:岡
お祭りとは、その土地の文化を尊重し、季節に感謝し、人々を繋ぐため、地域にとって欠かせないもである。本市には代表的な4つの大きなイベントがあり、長年、季節の移ろいとともに市民に親しまれてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響によって中止となったりその形を変えざるをえなかった。

この状況に何もできないと立ち止まることは簡単だが、こんな状況だからこそ、お祭り本来の目的に立ち返り、可能な限り実施していくべきだと考える。

5月13日に開かれた前橋七夕まつり実施委員会で今年度最初の4大イベントのひとつ、前橋七夕まつりの内容が協議された。実施事業が5、中止事業が16という非常に後ろ向きな内容で、お祭りのメインである七夕飾りコンクールや、児童・園児の飾りが中止の予定になっているなど、なんのためのお祭りなのかわからなくなっている内容であった。

イベントは各実施委員会で行われているので市が直接実施しているわけではないが、多額の補助金を出し、主催団体の構成団体であり、観光課として企画会議にも出席しているということである。そもそもお祭りの目的とはなんだろうか。

ワクチン接種や感染状況、新型コロナウイルスに対しての理解など、昨年とは明らかに違う状況があるにもかかわらず、昨年を踏襲した内容になってしまったことは明らかなミスであると感じた。そこで、各イベントの本来の目的に立ち返り、できるだけ本体の形での実施を目指すべきであると思うが氏の考えを伺う。

答弁者:文化スポーツ観光部長
4大イベントの実施については、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年度は初市まつりを除くイベントが中止になったが、令和3年度はリアルなイベントとWEBを併用したハイブリット形式や、規模の縮小、実施時期の変更など工夫をこらして、すべてのイベントを実施できた。

4大イベントはいずれも長い歴史の中で、戦後復興や地域発展などの市民の思いが込められており、その伝統を引き継いでいくことはとても重要であると考えている。これからも各イベントの改善点などを検証し、新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、4大イベントの本来の趣旨に沿った形で、また、社会情勢の変化に対応しながら関係団体と協力して実施していきたいと考えている。

②前橋七夕まつり
赤利根:岡
前橋七夕まつり実施委員会の実施時期は、例年と同様であったが、コロナ禍の不確定要素が多い状況では、もっと早い段階から議論を重ねるべきであったのではないかと感じている。また、ウィズコロナの新しい形としてW E B七夕まつりがあり、予算200万円が計上されていたが、インターネットで前橋七夕まつりと検索すると、前橋市のページは出てくるが、そこには具体的な内容は一切書かれず、一部事業の中止と「前橋七夕まつり実施委員会(前橋まちづくり公社)ホームページはこちら」と書かれたリンクがあるだけであった。

リンクからはまちづくり公社のホームページに飛ぶが、ぱっと見、七夕まつりの情報は発見できない。ニュースの6段目に「前橋七夕まつりについて」とあり、そこを開くと前橋市のホームページと同じ文言が並べられ、一番下に「詳しい内容はこちら」とP D Fが貼られていた。そのPDFを開くとようやく詳細を知ることができる。

また、「WEB七夕まつり」と検索すると昨年度のページで七夕まつり終了のアナウンスが掲載されただけのものが出てくる。せっかく作成したページなのにこれでは今年度の内容もわからず市民はますます混乱してしまうと思う。これらの状況を踏まえて、市としての見解を伺う。

答弁者:文化スポーツ観光部長
実施委員会などの会議の開催時期については、状況に応じて柔軟に対応していくことが重要であり、今年度の会議結果を受け、実施委員さんの意見を踏まえて関係団体で協議を始めたところであるので、来年度のスケジュールが決定したら速やかに報告させていただく。

また、WEB七夕まつりの公式ホームページは、ご指摘のとおり現在、昨年度のトップページのみ掲載されている状態となっており、7月1日に今年度のページが公開される予定である。インターネットは、いつでも、どこでも、だれでも情報を取得することができ、情報を発信する側も他の媒体よりもより広範囲に情報発信できるメリットがあると認識している。

ページの通年公開は、七夕まつりをより広く周知していくために有効な方法の一つだと考えているが、運営上の課題もあるので研究していきたいと思う。

前橋七夕まつり実施委員会の事務局はまちづくり公社が担っているが、市も主催団体の構成団体なので、より魅力的な七夕まつりが実施できるよう、引き続き関係団体と協議していきたいと考えている。

赤利根:岡
W E Bページの公開がお祭りの始まる7月1日ということである。お祭りの始まる日に合わせてWEBページが公開になるという意味もよくわからないし、7月31日までという期間が定められていることも理解に苦しむ。W E Bで行うことのメリットとしては、通年で閲覧できるということや、過去のものをアーカイブするということが挙げられる。WEBの予算200万円がありながらこのお粗末な内容では市民は到底納得できるものではないと感じてしまう。

③次に今後のイベント
前橋七夕まつりの後も、前橋花火大会、前橋まつりなどのイベントが予定されている。令和3年の初市まつりでは、コロナ禍の実施ということで範囲を前橋八幡宮境内に絞り、逆に人々を集中させてしまい自ら密を作り出してしまっていた。

その反省を活かし令和4年では例年通り国道50号を通行止めにして時間は短縮となったがお祭りの範囲を広げて実施した。ただ、「その場で飲食はしないで持ち帰ってください」というアナウンスはあったものの、そこはやはり難しく、多くの市民はその場で飲食して今までのお祭りの雰囲気を楽しんでいた。この時、初市まつりでクラスターが発生したという話は聞いたことがない。

それにも関わらず、初市まつりで出来ていたことが七夕まつりでは出来なくなり、それどころかまた露天商を中央イベント広場に集中させるという、令和3年の初市まつりに逆戻りしている印象である。七夕まつりは実施委員会も開かれて開催に向けて動き出しているのでもはや仕方がない部分もあるが問題は前橋まつりだ。

市民総出の発表の場であり集まることが目的のお祭りである。その中でも小学生の鼓笛パレードは一生に一度の体験でありその日のために練習を重ねている。この一生に一度の機会はとても貴重なシビックプライドの醸成の機会でもある。

私自身も体験したが、「ここが自分達のまちなんだ」という意識を持つことができた。前橋まつりは鼓笛パレードだけでなく山車、神輿などさまざまな催しが行われ、それぞれの催しごとに実施の可否や実施内容が検討されるのかと思う。

今後のイベントの実施については、七夕まつりなどで出された意見などを踏まえ、どのように検討がなされるのか伺う。

答弁者 文化スポーツ観光部長
各イベントの実施の可否や実施内容は、それぞれの実施委員会で検討され、内容が決定する。その中でも前橋まつりでは、鼓笛吹奏楽パレード部、大人みこし部、だんべえ祭部などの各部会でも実施の可否や実施内容、実施方法が検討されることとなっている。感染症拡大防止策の徹底が大前提ではあるが、各部会で今後、詳細を検討する予定と聞いているで、各部会の意見を尊重しながら、コロナ前の開催状況に近づけられるよう協議していく。

また、4大イベントの主催4団体については、いずれのイベントでも構成団体となっており、七夕まつりの状況も共有している。引き続き主催団体で連携を密にして、前橋まつりをはじめとした今後のイベントに反映できるよう調整していく。

 赤利根:岡
何卒お願いしたい。しっかりと市民の声を聞いていただきたい。来場者が密になるのではないかという話をよく聞く。しかし、そしたらなぜ満員電車はO Kなのだろうか。

マナーを周知し、マスクが有効なのであればマスク着用していただくなど考えられる限りの対策をして、子供たちの一生に一回の機会がなくならないようにしていただきたい。

先日、朔太郎忌が初夏の季語になってることに注目して市民有志によるツイッターなどで俳句を詠む「朔太郎忌を詠む」という企画が実施された。その俳句のひとつに「金管の音色そろわぬ朔太郎忌」というものがあった。初夏の段階ではそろわない音色が、秋の前橋まつりに向けて徐々にそろっていく、というまさに前橋を感じる句である。

鼓笛パレードはもはや前橋の原風景なのである。児童たちは現在、半信半疑な部分がありながら練習していると思う。来週に控えている前橋まつり実施委員会では前向きな内容になるように前橋市には主催団体の構成団体としてご尽力いただきたい。これは私だけではなく前橋市中の多くの小学生たちの願いである。

□他議員の質問に関しては以下の通り

第2回定例会 令和4年6月20日(月) 午前10時開議
第1 総括質問 議案第52号から第64号まで(以上13件等に対する総括質問)
藤江 彰議員
1 教育行政について
2 福祉施策について
3 職員人事について
入澤 繭子議員
1 新型コロナウイルス感染症対策緩和について
2 コミュニティ・スクールについて
3 農業について
岡 正己議員
1 観光振興について
2 文化振興について
3 消防救助技術指導会について
4 新しい価値の創造について
小岩井 僚太議員
1 テクノロジーの社会実装について
2 希望をかなえるまちづくりについて
3 前橋市地球温暖化防止実行計画2021-2030について
4 スタートアップについて
須賀 博史議員
1 動物愛護について
2 入札制度について
3 教育行政について
4 財政について
5 スポーツ施設について
山田 秀明議員
1 市民協働について
2 農業施策について
3 都市計画道路の見直しについて
4 地域の諸課題について
小林 久子議員
1 行政のデジタル化推進の問題点について
2 高齢者の見守りと支援について
浅井 雅彦議員
1 エネルギー価格高騰とゼロカーボン政策について
2 クラウドファンディング型ふるさと納税について
3 地域の諸課題について

□本日のめぶき 「似顔絵」
まちなかによく出没する“名物短歌おじいさん”こと田口さんが似顔絵に凝っているとのことで描いていただいた。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

赤利根では、所属議員の活動や議会の情報について「赤利根ジャーナル」を通して皆様にお伝えしています。

お問い合わせ

お問い合わせは、下記からお願いします。

E-mail: info@akatone.net
Address: 〒371−8601 前橋市大手町二丁目12−1