2022年10月15日

全国都市問題会議2日目、パネルディスカッション。

□全国都市問題会議2日目:パネルディスカッション

今回の議題は、外の人に目が向けられたテーマ、選ばれる、訪れたい等。人が動いて幸せが訪れる。移動の選択の基準は幸せ(今までは街の魅力、損得)。では、どういう幸せがあるのか。幸せづくりにコミットする体験型、その中での行政の役割はなんだろう。

□パネリスト:ゆとり研究所 所長 野口智子さん
その土地に住む人の人材育成。雲仙市雲仙人プロジェクト。各地で活動している人たちをつなぐ。サロンという場が重要。会議室では会議しかできない。和歌山県紀の川市 「フルーツ・ツーリズム、ぷる博」フルーツをテーマに自分が何ができるかのワークショップを行う。

□パネリスト:山梨大学の田中淳氏
ワーケーションの拡張。当時のワーケーションと今は違ってきている。ワーケーションが進まない理由は、コロナ禍と隠れワーケーター。取り組み事例:泊まれる工場 徳島県美馬市 停留所感覚 印刷工場に宿泊できる。週末は山梨へ、2拠点経営、企業のサテライトオフィスを促進している。富士吉田市、街中丸ごとサテライトオフィス計画、色々な補助金が一緒になっている。

□パネリスト:NPO法人長崎コンプラドール理事長 桐野耕一氏
20年近く「まちあるきのまち」を謳っている。1992年に旅博覧会が開かれた。長崎市にとって観光は基幹産業。田上市長は元観光課の職員。2003年お金かからず人を呼ぶ方法として考案された、長崎市民が長崎自慢をする「長崎さるく」。2006年に博覧会が行われた。市民の心いきにかけた。他の町と交流することで豊かにしていこう。もともと交流の遺伝子を持っていた。長崎の街を歩いた人が自分達の街を振り返るきっかけにもなった。普通の市民、まちあるきはまちづくり、街そのものがパビリオン。ものはなかったが人は残った

□パネリスト:飛騨市長の都竹淳也氏
人口22,661。人口減少先進地。人口は必ず減る。飛騨は観光地である。「君の名は。」の聖地であり地域外の人との交流が盛ん。飛騨市ファンクラブ(1万人 買い物の0.1パーセントが楽天から寄付される仕組み)の名刺を配る。名刺を配った人にプレゼントがいく。会員証(楽天edey)。おでかけファンクラブというファンの集いがある。7800万円ファンクラブから寄付があった。

ヒダスケという関係案内所。関われるものをまとめたサイトがある。
プログラム:困りごとを持った主がヒダスケさんを募る。お礼として500ポイントの地域通貨を渡す。例えば稲刈りの活動をしよう、景観保全作業、茗荷の産地なのでマイ茗荷畑を持とう等。人口減少時代の困りごとは地気資源になる

関係人口は移住しない。移住者対策として関係人口を考えるのは間違いである。1日でも滞在している方が結びつけやすい。印象深い出来事がある方がいい。
飛騨市の関係人口は3つに分けられる
関心人口 ふるさと納税 ファンクラブ
交流人口 ファンクラブツアー
行動人口 ヒダスケ

結節点となる交流場所を街の中に作ったのも大きい。

伊丹市町 藤原保幸氏
20代が住み続けたい街(関西で)第1位に。清酒(無色の酒 )発祥の地。出身者に有村架純さんなどがいる。
日本最古の酒蔵もある。できる行政マンがやりすぎちゃうと市民が育たない地肉が、魂が入らない地域になる。伊丹市庁舎 11月28日開庁 隈研吾設計 ZEB庁舎 市民サービスのデジタル化等。地域活動のデジタル化に取り組む。苦しい時は歴史を遡れ。ことば文化都市を掲げ、ことば図書館がライブラリーオブザイヤーに選ばれた。

ファシリテーター東京都立大学法学部教授 大杉覚氏総括
自己有用感が大事。しかし焦ってはだめ。繋がりたい、つながるプロセスを楽しんでいく。中間支援組織も必要である。

サーバントリーダーシップとは「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えのもとに生まれた支援型リーダーシップのことで、部下の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くといったスタイルのリーダーシップ。「まちは自分達のもの」という部分に時間をかけていく。外に目を向ける前にシビックプライドの醸成を。市民自身はどう考えているのか。市民がまず関係人口になっていないのではないか。

・まちに港あり
それぞれの地域の港はどこか?切り口はどこか?地域に港になるような部分は必ずある。必ずあると思っているから見つけられる。あると思いながら動け。今の公平は過去や未来に向けての公平なのか、将来に向けてはどうなのか。その部分も考えていく必要がある。

□本日のめぶき 「長崎の風景」
 

前橋市議会議員 岡 正己

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