各派代表者会議にて民間活力導入による前橋テルサ利用事業の優先交渉権者の辞退が報告された。優先交渉権者となっていたのは東京都中央区の 株式会社イートクリエーター（東京都中央区）。定期建物賃貸借で６，５５２万円／年。提案事業の目的・理念 は「日本のデジタルシティの中心地」前橋を牽引するPR拠点ということであった。

優先交渉権者が決定してから基本協定の締結までなかなか行けずに当初のスケジュールからずれ始めて結果として辞退となった。辞退の主な理由としては、工事コストの高騰に対応するためテルサ活用事業全体の見直しが必要になって いるが、テルサ活用事業において事業収支を合わせて事業を軌道に乗せることが できないことと、資材調達の遅延が見込まれる中、開業時期（当初は賃貸借契約の開始から1年後を想定）の見通しを立てることができないことが挙げられていた。

市民アンケートなどの要望でもあったプールとフィットネスの機能を維持してほしいという部分が足枷になった可能性もある。今後の対応は、株式会社イートクリエーターからの辞退の申し出を受け入れることとし、事業提案型公募の再実施の適否を含め、対応策を早急に検討する。

各派代表者会議でも意見として出ていたが、賃貸や売却だけではなく、直営の指定管理など根本の部分から再検討する必要も感じた。遅くても４月の市民経済常任委員会には結論を出していくとのことであった。

□本日のめぶき　「siotoume 」

塩と梅のみ。大きさ、柔らかさ、酸っぱさ、しょっぱさまさにベストな逸品。

前橋市議会議員　岡 正己