2018年6月12日
人手不足。
前橋市福祉部子育て施設課からの待機児童の報告を受けた。
平成30年度の入所から
「保護者の意向を丁寧に確認しながら、他に利用可能な保育所等の情報提供を行う」
ことになり、待機児童が9人出てしまったということだ。
これまでは、保育所や認定こども園に入所保留となった児童のうち、
他に利用可能な保育所があるにも関わらず、特定の保育所等を希望し、
保護者の私的な理由により待機している場合は、待機児童に数に含めないことになっていた。
家の近くや会社の近くなど希望はあって当然である。
どこでも良いから入所させたいと思っている親は少ないと思う。
以前、前橋市は野村総合研究所がまとめた「都市の成長力ランキング」の
「子育てしながら働ける環境がある」で中核市の中で全国第2位に選ばれた。
前橋市の強みとして待機児童をゼロにしなければならない。
行政として対策をとるべきだ。
対応策としては
・ホームページにて保育所の空き状況の情報提供
・企業主導型保育事業等の情報提供
・保育コンシェルジュによる相談受付及び情報提供
・施設整備等(平成30年度):定員140人拡大(うち3歳未満児85人拡大)
・滞在保育士等の掘り起こし・支援(復職・就職セミナーの開催等)
・保育士(保育教諭を含む)の子供に対する保育所の優先利用(入所審査に加点)
当面はこのような対応を行う。
問題は沢山あるが一番の問題は受け入れる施設の人手不足だと思う。
どこでも騒がれている人手不足。
前橋市議会 議員 岡 正己