2018年6月29日
事業承継。
それでも灯りは消さない。

意図的にネオンをつけているとしか思えない、前橋の名店「丸十ベーカリー」だ。
閉店してからしばらくはそのままだったが、リフォームされたようだ。
お店に蓋がされ入口が現れた。
この佇まいはなんかグッと来た。
丸十ベーカリーは店主がご高齢になり、惜しまれながらも閉店した人気店だった。
都会で探しても見つからないような、昭和感溢れる菓子パンを求めて
閉店間際は長い行列ができていた。
私もこのお店の思い出は数えきれない。
ショーケースに並んでいたパンを眺めながら迷っていると
いつものおばちゃんが勝手に袋に詰めて「今日はこれで」と言って手渡された。
商店街にある独特の常連とのコミュニケーションはプライスレスだ。
最近は人気があるのに閉店を余儀なくされる店舗が増えているという。
全国共通の後継問題だ。
前橋市もこの問題に対応するため事業承継補助金を出している。
正確には「まちなか店舗事業承継事業補助金」
先日確認したときには、まだ申請は0件だった。
駅前からまちなかの範囲の小売業、飲食業、サービス業等(風俗法関連は除く)で
10年以上経営されているお店が対象。
中心市街地活性化事業の為、その対象範囲が決められている。
代表者変更に伴う店舗の改修工事に係る費用や、据付型の設備機器等の入替等にかかる費用。
補助率は対象経費の1/2以内(千円未満切捨て)で限度額は150万円となっている。
特徴は設備にも使えるということだ。
対象に当てはまるという方は活用を検討してみてほしい。
この丸十ベーカリーのネオンは「それでも灯りは消さない」という決意を表しているようだ。
商店街は明るいほうがいい。
承継にはある程度の時間がかかる。
この景色を見ながら後継者問題は早期発見が第一ではないかと感じた。
前橋市議会 議員 岡 正己



