2023年10月27日

第18回市議会議長会研究フォーラム in 北九州2日目。

第18回市議会議長会研究フォーラム in 北九州2日目は課題討議です。

課題討議のテーマは「議員のなり手不足問題への取組報告」
コーディネーター:江藤 俊昭(大正大学社会共生学部公共政策学科教授)
事例報告者:辻 弘之(登別市議会議長)、たぞえ麻友(一般社団法人WOMAN SHIFT理事、目黒区議会議員)、永野 慶一郎(枕崎市議会議長)

議員のなり手不足と言われて始めてからどのくらいの月日が経ったのでしょうか。ある意味地方議会は課題先進地です。全国各市町村議会ではなり手不足解消のための様々取り組みを実施しています。事例を報告していただきながら他議会に横展開できる可能性などを探っていきます。なり手不足は過去の先輩たちが招いた現象です。その問題を解決するのは我々元議員です。

しかしなり手不足が解消され、議会が人気になるとそう簡単にはなれないとなってしまうのである意味自分の首を絞める行為でもあります。難しいですね。簡単な話、議会・議員が面白いと思われるものであればいいのです。北海道のあるアンケートでは、なり手不足の原因:無関心無理解45% 報酬33%ということだったそうです。

なり手不足によって起きる問題は深刻です。議員の質の低下、政策競争が無くなる、主権者意識も無くなる等ある意味その地域の未来は絶望的です。議会・議員とはそのくらい重要なのです。

□事例報告の中からいくつか参考になりそうなものをピックアップしておきます。
・未来への種まき研究会(地方議員養成講座:議員を育てる取り組み)課題解決の方法として地方議員があることを伝える
・議員に対してのハラスメントを無くす
・セカンドキャリア、パラレリキャリアの事例(議員のロジックと社会のロジックで活躍できるロールモデルを見せる)
・人口減によって定数削減をおこなっているが、実は定数が多い方が立候補者があるという事実がある
・議員を応援したい、関わってみたいという市民とのつながりと活動を創出する
・出産と選挙の両立(海外などの事例)
・ストーカー被害等の問題で住所非公開となった(住所公開が原因で断念した事例がある)
・特定の区域に絞った議員養成講座や行政の使い方や議員の使い方をレクチャーする

議員の存在意義は多様性に基づく討議空間です。地方議会は地域経営の全てに議決していると考えると多様性はマストです。重要なのはマジョリティの意識改革です。少数派の声に耳を傾けられなければ多様性は生まれません。

「辛いから楽しいに」に変化していくことが求められているように感じます。

□本日のめぶき 「バッテリー」

前橋に戻って音速列車で使用するバッテリーの充電のため事務所へ。

前橋市議会議員 岡 正己

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