2018年7月13日
あうたびに、あたらしい。
前橋市議会の4会派合同で視察に。
一泊二日の日程で、横浜市、鎌倉市、大和市、武蔵野市の工程。
横浜は創造都市だ。キャッチフレーズも「あうたびに、あたらしい」
前橋市の最上位計画、第7次総合計画の将来都市像も
「新しい価値の創造都市・前橋」
横浜市は検討委員会も含めると、2003年から創造都市としての取り組みがある。
文化芸術という部分に焦点を当てて、しっかりとした政策を展開している。
「あうたびに、あたらしい」このキャチコピーの下、常に更新を繰り返している。
これはハードの部分の話ではない。
むしろハード的な部分は、まちの景観を考えて残すことに重点を置いている。
だからいつまでも横浜の雰囲気というものを感じることができる。
建物の歴史からその土地の歴史を感じる。
アーツコミッション、創造産業の振興、芸術不動産の3項目をテーマにあげさせて頂き、
創造都市としての取り組みをうかがった。
長年の取り組みにより様々な事業が行われていたが
その根底にあるのは創造都市としてのビジョンだ。
文化芸術を柱にして街を考えている。
アーティストへの助成はもちろん、文化芸術を地域産業や不動産と結びつけている。
予算の規模なども違うので前橋に全て当てはめるのは難しいと思うが、
起業とアーティストを結びつける創造産業の振興と、芸術不動産は前橋でも実行可能である。
特に芸術不動産に関しては横浜市は民間主導で行えるように検討しているとのこと。
不動産オーナー向けのセミナーなどで、新しい価値を伝えて行ったのだ。
セルフリノベーションで家賃を下げる仕組みは、オーナーさんにもまちにもアーティストにも良い仕組みだと思った。
前橋でもできる可能性は十分にある。
前橋市議会 議員 岡 正己