2018年7月14日

図書館?

図書館とは本が置いてあって静かに読書をするところ。
そんな考えはとっくの昔に無くなっている。

図書館に新しい価値を加えている大和市と武蔵野市の複合施設2事例を視察した。
図書館が中心ではあるが、そこにどこまで他の機能を集積させるか。

本当に勉強になった。大和市のシリウス。

とてつもない存在感。テーマは「まるごと図書館」

特徴は複合施設であるものの館内どこでも本を持って行ってもいいというところ。
滞在型の図書館で図書館の利用価値を最大限生かした作りになっている。

本とは知だ。その本が集まっている図書館は地域の知の塊である。
大和市は市長の肝いりでこのシリウスに取り組んだ。

市長の様々なアイデアが詰まっていて真剣さが伺えるとともに、
他人事ではない本当に自分ごととして市長が取り組んだ結果だと思う。

市長を交えた会議は100回以上にも及んだということだ。

「これは誰のアイデアなんですか?」という質問に
職員の方が「市長です。」と答える。

素敵な感じだ。
複合施設といってもなんなのかというと
1階は、カフェ、コミュニティFM
2階は、有料無料など選べるラウンジ
3階は、子育てエリア
4階は、健康コーナー図書館、本のほか展示スペースもある。
5階は、通常の図書館部分、飲み物、少しのおしゃべりOK、本格的に読むスペースもある。
6階は、生涯学習コーナー

これに1000人規模のホールが付いている。
ホールで何もないときはホールのラウンジ部分などにも本が持込たり、
ホールで開催されるコンサートなどの関連の書籍の特集コーナーがあったりもする。

その全てが図書館ということで、いたるところに本棚があってどこでも本を持っていける。
これがまるごと図書館である。

その見た目、機能、完全にまちの中心だ。


当たり前ですが、自動貸出機。

   
市内の8駅、支所などどこでも返せるといっても過言ではない。

最新のシステムを導入しているのでそれも公開して、
子供達の興味をそそる。

全てICチップで管理されているので出来ることが多い。

前橋でもやればいいじゃないかという声が聞こえてきそうだが、
全ての本をICチップで管理するそのコストはどうするのか。
何かのタイミングでないと難しそうだ。

しかし、ICチップで管理されていれば盗難なども防げると思う。
図書館にある本は市の財産である。これは間違いない。

有料のスペース。自動改札になっている。ビジネスパーソンなどに大人気ということだ


ゆっくりじっくり読む人のためのスペース、私語は禁止だ。

 
滞在型の図書館なので漫画などもある。館外持ち出しは禁止だが、無料でいくらでも読める。

    
市民活動の方々のチラシなどもマグネットなどで綺麗に貼れる。市民活動の方々専用のロッカーなどももちろん完備。

キッチン部分もスマート。料理以外でも使えるようにシンク部分がすっぽり隠れてしまう。


子育てエリア。有料だがスタッフも多くグレードが高い。

□武蔵野プレイスへと続く。

前橋市議会 議員 岡 正己

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