2024年7月25日

4会派合同視察3日目。

4会派合同視察3日目は浜松市です。浜松市の視察項目は浜松市立中央図書館、浜松市スケートパーク整備方針、創造都市の取り組みの3項目です。

・浜松市立中央図書館
浜松市立図書館は全部で24施設、資料の点数は約263万8000点、年間の来場者数は約234万5000人、登録者数は約14万2000人、年間貸出冊数はやく419万2000冊となっています。

24ある図書館のうち18施設を4事業者に分けて指定管理者制度を導入している。指定管理者は、全国展開の企業やNPOや地元企業などで、導入の目的としては民間活力を活かし市民サービスを向上させる、自由な発想で行われる自主事業等が挙げられる。

例として、東京の外国の絵本を専門に扱っている図書の展示(図書館流通センター・ヴィアックス)や、駅構内に返却ポストを設ける、調べ学習コンクール、他都市事例の情報共有や公共交通機関を使った広報などがある。

その中でも特徴のある図書館として浜松市立中央図書館があります。

2022年にリニューアルされたばかりの浜松中央図書館の特徴は、地元の天竜材を使用したぬくもり溢れる空間、調査資料室、WEB予約が可能な閲覧席、授乳室やおむつ替え室などの新設等、既存の図書館を時代に合わせて変化させているところです。組織的には平成17年度に社会教育部門から市長事務部局に切り替えています。ここは前橋市との大きな違いを感じました。

WEBで事前予約可能な閲覧スペースやグループ閲覧室、読書室などの席を確認する。大きな特徴として閲覧スペースや読書室などのサイレントスペースと会議などができるグループ閲覧室に用途を分けている。

特徴のひとつ、調査支援室

レファレンスに力を入れている。貴重な郷土資料などが置かれていて、調査研究に対して重要視しているという意志を感じることができる。

至る所に地元の天竜材を使用

館内で唯一飲食できるスペース。

子供連れに優しく新設されたエリア。読み聞かせイベントなども積極的に行っていた。

大規模改修の目的は、長寿命化 計画に基づいて築40年が経過したことによる老朽化した機能を新築時まで回復するということ。

図書館は知の拠点であるという基本理念をもとに、機能を需実し、ユニバーサルデザインの導入など整備工事も行なった。費用は12億円で令和3年、4年の2ヵ年で行う。

市民ワークショップで、親子で気兼ねなく利用できる(授乳室などの設置)、飲食コーナーを明るい場所へ、調査資料室、閲覧席、サイレントスペース、グループ閲覧室、多目的トイレを増設等意見を聴取した。

浜松中央図書館以外の特徴のある図書館としては、JRの駅舎と併設の図書館(上電での可能性はあるのか?)や、城北図書館の障がい者サービス、商用データベース、移動図書館(自動車文庫)、自動閉架書庫などがある。主要なソフト事業として、児童サービス事業、一般向け講座・講演会事業、文化遺産デジタルアーカイブ(貴重な資料をデジタル化、原本を保存しつつ大河ドラマなどに活用されていてWEBで公開※令和5年度 500万回以上の閲覧)などがある。

・スケートパーク整備方針
背景は東京オリンピック2020での日本人選手の活躍やアーバンスポーツの盛り上がりがあり、議会質問や要望など議員側からもスケートパークを作ってほしいとの声が高まっていた。しかし、ただ整備を推進するにしても、場所や規模やなどの見当がつかず、市民に対してや財政課と調整する上で計画策定が必要であるということに結びつく。

・組織体制
公園課主体で業務実施。アンケート調査や民間事業者への説明会は関係課(公園管理事務所、スポーツ振興課、産業振興課)に協力依頼。
令和4年度に基礎調査、需要アンケート、関係者施設管理者へのヒアリング等を行い、基礎情報の整理や市内公園の適地評価、大会の可能性調査などを行う。ミズノ(民間事業者)や民間のスケートボード団体などに説明会を行う。現状は苦戦している。総論はO K 各論はN G

候補地選定について
・立地:住宅への距離、民間事業者の有無
・アクセス性:浜松駅からの距離、駐車場の有無
・敷地:形状、面積
・建設:整備費用
以上4点を点数化して立地を最重要項目に候補地選定する。

市民アンケートでは80%以上が望んでいるという結果になった。段階的導入を目指すことに。

導入機(整備費用を抑えた試験的なプレー環境の提供:滑走面は500㎡で平場か既存のもの、自己責任を基本として監視員等は置かない【参考イメージ:袋井市広岡公園(愛野スケートパーク)】

成長期(簡易なセクションの設置):専用施設として簡易なセクションを設置した専用施設を整備。専任の監視員は配置しないが、可能であれば指定管理者の見回りを検討【参考イメージ:藤枝市総合運動公園、碧南市スケートパーク】

成熟期(民間活力の導入による専門施設の整備):専門の指定管理者を配置し、高度なセクションの配置、安全管理、利用者へのサービス(道具の貸出、スクール等)を行う。※有料化 【参考イメージ:小山公園ニュースポーツヒロバ、スポーツパークまつばら】

・個別の整備箇所及び整備計画
滑走が許可されている既存の4箇所は郊外にあるのでバランス取るために候補地は中心部に近い場所が理想。地元の理解が得られれば1か所整備する。導入期ではスケボーだけでなく、BMX、 ダンス、インラインスケートなど多様な競技の利用も想定しイベント等にも利用可能な平場を整備する。適地評価を行い、整備スケジュールを立て、令和8年度までに新設する。参考:西都志都呂久領川公園の改修工事は250万円。

市民要望などの声からそれらを実現させるための計画を作り実現していくという好事例であった。本来の行政のあり方を見た。

□創造都市の取り組み:浜松版アーツカウンシル事業
・文化に関する浜松市の特徴
綿織物が盛んであったので自動織り機の技術が生かされ、産業の集積を背景とした文化都市となった。輸入オルガンの修理からYAMAHA、KAWAIなど楽器産業が集積したことにより音楽のまちづくりへ。

令和2年に浜松市文化振興ヴィジョン改定
2014年にユネスコ「創造都市ネットワーク」に加盟※音楽分野でアジア初
2018年市民活動団体等の中間支援組織として浜松版アーツカウンシル「浜松アーツ&クリエイション」を立ち上げた
業務としては調査業務、相談業務、補助事業の伴奏支援、支援事業

浜松版は相談業務と伴奏支援が特徴、ヒアリングしつつコネクションを作る。浜松版アーツカウンシル事業の令和5年度決算見込額4,077万8,000円

補助金:予算1300万で16件採択(30団体から応募)団体100万円(10分の10補助)※1年目50万で2年以上は100万

既存の100夢プロジェクトという市民活動を応援する事業がベースとなっている。別に県の文化振興財団の地域力向上事業(10万円)などがある。3年ごとに見直しが浜松市のルール

浜松国際ピアノコンクール事業など音楽に関する事業が主なもの。やはり浜松市の場合文化=音楽の色が濃くそれ故に特徴的ではあるが幅広い文化活動という点では課題がありそうである。補助金額も大きいのでそれなりの団体がそれなりの大きな事業をやるときに力になっているようだ。前橋版アーツカウンシルも個人的な細かな文化活動に力を入れるなどの特徴があると良い。

過去の活動報告

最新記事

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

赤利根では、所属議員の活動や議会の情報について「赤利根ジャーナル」を通して皆様にお伝えしています。

お問い合わせ

お問い合わせは、下記からお願いします。

E-mail: info@akatone.net
Address: 〒371−8601 前橋市大手町二丁目12−1