2018年11月15日
まちなか再開発、待った!
まちは誰のものなのか?
前橋市にはまちなかと呼ばれる中心部がある。
そこには活性化の名のもと様々な補助金、つまり税金が投入されてきた。
まちは市民のものである。
そして、まちなかは“顔”だ。
これは、どうぞ見てくださいの“顔”という意味ではなくて、外の人から見られてしまう場所という意味である。
人々は中心を求める。その時に前橋の中心はまちなかなのだ。
群馬県の地方紙、上毛新聞が一面で報じた。
「まちなか再開発、待った。」の記事。
前橋市が中心になっているまちなかの再開発計画を巡って、
前橋商工会議所が異論を示した。
前橋市と前橋商工会議所は一体でなくてはならない。
前橋市の、前橋市民の、とても重要な部分の再開発なだけに
市民の興味も集中し、問い合わせも多くいただいた。
当たり前だ。特に業者選定の部分に関しては様々な憶測を呼んでいる。
「最初から特定の企業に決まっているのではないか。」
ここは一番クリーンにやらなければならないところである。
市民からの信頼を失ってしまう。
前橋商工会議所は、再開発自体には賛成としながらも、
商工会議所や地元経営者らによる街づくり構想との整合性を図るため、協議の場を設定するよう要請した。
拙速な事業化に反対している。
「当然だ!」
市民や経済団体が加わった協議会を設置し、公開空地や緑地など洗練された都市デザインを活用して再開発するよう求めている。
「当然だ!」
まちづくり関係者らとの合意形成を得てから事業者を選定するため、公募期間を見直すよう求めた。
「当然だ!」
とにかく、前橋商工会議所と連携も取れないような再開発は絶対にNO!である。
今後の前橋の何十年をうらなう、とても重要な事である。
考え直して頂きたいと強く思う。
前橋市議会 議員 岡 正己