2018年12月5日
温故知新。
新しい。新しいとは何か。新しいものは、いつから古くなるのか。
古い。古いとは何か。新しいと思われなくなった瞬間に古くなるのか。
情報化社会により、古くなる速度は早まったように思う。色々なサイクルが早くなっている。
古すぎるとどうだろうか。逆に珍しくなり、そのものの中に逆に新しさが生まれてくる。
古いと思われているものにこそ、新しい価値は生まれるのではないか。
つまり、いま古いものはその先新しくなる時がくる。
その最後の瞬間、誰からも価値を認められず本当の意味で忘れられた時、そこから何かが生まれるのだ。
珍しいという感覚かもしれないし、懐かしいという感覚かもしれない。とにかくまた人々の想いが集まりだす。
ゴミだとか、古いと思われているものにこそ価値を見出す。
新しいものは都会には溢れている。
同じものを追いかけても、追いついたと思う頃にはまたそのずっと先に行っている、それが都会だ。
我々は立ち止まるときに来ているのかもしれない。闇雲に発展を求めることが正解なのか。
じっくり自分たちの頭で考えて自分たちの足で行動する。
それこそ未来に責任を持つということだ。前橋は新しい価値の創造都市を目指す。
前橋市議会 議員 岡 正己