価値観の違い。

味という言葉がある。口で感じる食べ物の目には見えない側面。
味わいがある、などとも表現され食べ物以外にもよく使われる。

食べるものは美味しいのか不味いのかで判断される。しかし、ものに関しては、味があるか無いかの話になる。
しかし、味は人それぞれ違う。

それは、その味が個性であり他には無い特徴になるからだ。
口中の味を感じる細胞、味蕾は８歳から急速に増えて、１２歳をピークに減少していき大人になると半分になるという。

食べ物の味については置いておいて、ものに感じる味はどうだろうか。それには価値観が大きく関係している。
この価値観を育てるのは経験では無いだろうか。

様々な経験をしている人は、ものの良い面を見ることが出来る。

どこに価値を感じるか。前橋のような地方都市が東京のような雅な場所になるのはとても難しい。
雅なふりをしたとしても、それはとても劣化した雅であって、もはや雅では無い。

私は味があるものが好きだ。それは美味しいとか不味いとかでは無くて個性が好きなのだ。
他のものとの違いにより存在する意味も味だ。

前橋の価値はどこにあるのか。前橋はどんな味なのだろうか。

前橋市議会　議員　岡 正己