１月９日は前橋市民にとって、とても特別な日だ。前橋の最も歴史のあるお祭り「初市まつり」、江戸時代から続く伝統行事の日だからである。私は東京にいた時もこの１月９日を意識してしまうほど体に染み付いている。

今年は水曜日という平日にあたるが、週末などに合わせての開催ではなくて、日にちが固定されているというもの良い。小さな頃から夜出かけて行って同級生などと会うのが楽しみだった。夜に出かけるというだけでもワクワクしていたものだ。

国道が通行止めになり、だるまをはじめとした縁起物が並ぶ。

古だるまのお焚き上げも市民にとっては日常である。

様々な人々の願いごとの集合体が浄化される。古いものに感謝をして、新しいものにまた願をかける。循環だ。この１月９日を過ぎると正月気分は終わり本格的に新しい年が始まる。

前橋市議会　議員　岡 正己