2019年1月31日
空き店舗、空き家。
空き店舗、空き家問題。解決するには新しい価値の創造が必要だ。
地図上ではわからないものが現場にはある。地域の鬼門のような場所で、どんな商売をやっても上手くいかないと言われる場所が、やり方次第で人気店になるなんてことも起きている。そこが元々どんな場所だったかは分かるが、これからどんな場所になることが理想なのかはなかなか分からない。想像力が必要だ。創造することが創造につながる。想像力を養うものの一つに歴史がある。そこが元々なんだったのかを掘り下げるだけでヒントは見えてくる気がする。
その場所の旧町名を調べてみるだけでもいい。それはとても風土と生活に密着した名前がついているはずだ。東京の街に習って付けた名前には魅力がない。地域の特性を失い、アイデンティティも喪失する。東京一極集中になったのは長い時の中での蓄積が大きい。なかなか変えられることではない。
しかし、今は一億総メディア時代。やり方次第で場所によるデメリットは昔ほど関係ない。ここ最近は徒歩か自転車で移動することが多いので、空き店舗や空き家を見つけると写真に撮るようにしている。そこに魅力を見つけ、そこがどんな場所だったら良いのかを考える。まちを俯瞰する。それこそまちづくりだ。
前橋市議会議員 岡 正己