朝から控え室にこもり資料作成。ランチが唯一の息抜きである。デスクワークで凝り固まった体をほぐすべく歩く。

車では気がつくことが出来ない、誰かの仕業。なんとなくほっこりする。動けば偶然の出会いもある。偶然入ったお店で親しい友人が働いていた。何気ない会話の中に気付かされることが多い。今は一億総メディア時代だ。メディアは、それのどこを切り取るかで見え方がまるで変わってしまう。私もこのブログをメインに、フェイスブックやインスタグラムなどを活用しているが、それのどこをいつ誰が見るのかはなかなか想定が難しい。自分の中ではバランスは取っているつもりだが、見る方の自由なので投稿には気をつけなくてはいけない。

例えば、SNSで友人が海外にいる投稿などを見て、遠いところにいるのだなと勝手に思い込んでしまう。実際は海外といえども１日あれば戻ってこれるのだが、感覚が遠くなり、偶然会ってビックリなんてこともある。サブリミナル効果もあるだろう。一週間に一度バナナを食べている画像をあげ続けて、３ヶ月もすれば見ている方はいつもバナナを食べている人と思ってしまうはずだ。イメージは作れるし、イメージは根強い。

前橋市のホームページがリニューアルした。ホームページに関しては議会でも質問したことがあるが、前橋市の顔だ。今回のリニューアルも検討に検討を重ねた結果である。その地域により特性が違うため自治体のホームページはとても課題が多い。観光地か観光地でないか、という部分も大きい。誰がどんな用途で検索するのか。市内の人から圧倒的に多いのはゴミに関しての検索だ。市外の人は観光情報かもしれない。必要な人に必要な情報が行き届くことが理想だが、なかなか欲しい情報にたどり着けないなんてこともよくある。改めてホームページを見てみると自分でも新しい発見がある。そこにはとてつもない情報が詰まっている。その中で何を伝えたいのか、どこが自分達の魅力なのか、見る方に伝わらなければならない。

前橋市議会議員　岡 正己