2019年3月10日

本質は。

「本質はどこにあるのか」物事には様々な都合があり、表と裏がある。交通に関して考えるとき、ここはとても難しい問題だ。現在、補助金などで賄っている公共交通はなくなれば困る方がいる。しかし自治体としてどこまで補填するのかは判断は難しい。交通はまちづくりと直結している。第9回 人と環境にやさしい交通をめざす全国大会 in 前橋 の研究発表大会に参加した。

研究大会のプログラムはどれも興味のあるものばかりであったが、同時刻、他会場で行われているので私は「群馬で考える交通まちづくり」の部会に参加した。私の出身でもある前橋市立前橋高校の生徒たちの発表もあるということでとても楽しみにしてた。高校生による「安全・安心な前橋」ー自転車・道路革命ー というグループの発表がとても素晴らしかった。高校生ならではの交通安全を考える本質がそこにはあった。

・自転車が目立たなくて危ない!→デコチャリで派手にしてカスタムを楽しもう!

・ヘルメット着用を促そう!→カツラ型ヘルメットでオシャレを楽しもう!

・傘差し運転をやめよう!!→オシャレかっぱで楽しく通学!

・そもそも焦る気持ちがすべての危険の原因!→なぜ焦るのか?→朝の通学は尿意、便意との格闘!→トイレの充実!!

前橋駅前のエキータを本店として、市内各所に支店と呼ばれるサイクリストのための公衆トイレを設置しようというもの。各支店には、トイレはもちろんデコチャリのカスタムパーツやカツラ型ヘルメット、オシャレかっぱや自転車整備品、レンタサイクルも設置する。これはとても素晴らしい。その後の展開もしっかり考えられているし、高校生ならではの視点は新鮮だ。大人が〇〇しなさい!と言っていてもダメだ。自らそうしたいと思う状況に持っていかなくてはならない。彼らは大人のいいなりにはならないのだ。

その他、高齢者対策のグループもとても素晴らしかった。免許返納者への交通割引サービスは、前橋市が進めているマイナンバーカードを利用した高齢者等のタクシー運賃割引サービス「マイタク」にそのまま転用できるのでは無いか。マイナンバーカードは身分証明書としての機能を持つ。免許を返納しない理由の一つに身近に持てる身分証明書が他に無いという点もある。マイナンバーカードを普及させたいのであれば割引率を一時的に変更すればいいのでは無いか、ETCが普及した時と同じように。じっくり検討していきたい。とにかく高校生の視点はとても参考になった。我々大人は常識というメガネをかけている。よく見ようと頑張れば頑張るだけそのメガネは曇っていく。

その後は、公共交通を使用して桐生市に。

先日の総括質問で質問予定であった「上毛電鉄」だ。時間の関係で質問できなかったが、むしろ交通についてじっくり質問を展開したいので6月議会に向けて今から準備していく。

前橋市議会議員 岡 正己

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