2019年3月9日

シティプロモーション。

徒歩通勤にて議会棟に向かう。

平成31年前橋市議会 第1回定例会 赤利根の総括質問が終了。シティプロモーションと中心市街地について質問した。
平成30年度から10年間の前橋市の最上位計画に第7次前橋市総合計画がある。本会議初日の市長説明では、第7次総合計画の将来都市像である「新しい価値の創造都市・前橋」を目指して計画に位置付けた施策を順次進めている、ということだ。その第7次前橋市総合計画における6つのまちづくりの柱の一つにシティプロモーションというものがある。今回の質問はその一本の柱についてじっくり聞いた。

シティプロモーションとはいわば都市の営業活動である。「都市の営業活動」これは、これからの選ばれなければならない地方都市にはとても必要なものであり、まちづくりの6つの柱の一つに据えられている事で、その重要性を伺うことができる。この都市の営業活動に積極的に取り組んだことで地域のイメージを向上させ、観光や移住、定住に効果を出している都市もある。地方は生き残りをかけて手を替え品を替え営業活動に力を注いでいる。前橋市においても、市をあげて、より思い切ったプロモーションに取り組むべきだと考えており、それがのちに移住、定住に繋がり、前橋市の発展に寄与するものではないのか。

シティプロモーションは地方都市の生命線だ。特別な観光資源がない限り、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台とそれ以外だ。
現在のシティプロモーションの先には移住、定住促進というものがある。現状ではその目標はあまりに大きすぎると感じる。知りもしないところに住めるのか?その上で観光はとても重要な入り口である。観光で訪れ、その土地を感じてもらうことがまずは移住への第一歩だ。まずは観光、その先の関係、そして実践、最後に移住というプロセスではないのか。まずは観光に来ていただく、そして前橋を知っていただく、そこから、また来たくなるような関係を築く、そしてその関係から生まれた何かを実践していただいて、当事者となることで初めてこの前橋の本当の魅力が伝わるのではないか。逆に、そこまでしないと前橋の魅力を伝えることは難しいのかも知れない。
移住相談会でシティプロモーション担当や移住コンシェルジュが東京にて頑張って前橋の営業活動をしてくれていることをよく知っている。私も説明会に参加したこともあるが、人口が多いからという理由で前橋のことを知らない人たちに営業をかけるのと、前橋に来たことがある方に営業をかけるのでは、その入り口の違いは誰が考えても明白だ。前橋には市外からも沢山の参加者がいる大規模スポーツ大会がある。参加者はもちろん参加を検討している方々も含めればかなりの数に上る。通常の営業マンならこのチャンスは逃さないであろう。

前橋・渋川シティマラソンやまえばし赤城山ヒルクライム大会に関する情報提供媒体である公式ホームページにおいて、大会の特徴や前橋市の魅力・観光情報等、シティプロモーションに関する掲載が無い。参加者だけが全てでは無い。ホームページで魅力を発信することで、参加したくてもできない人を別の時期に誘導することもできるかも知れない。前橋・渋川シティマラソンでは、ランナーに焼きまんじゅうを配ったりと特徴的な試みを実施している。それらを発信するだけでシティプロモーションになる。ホームページ閲覧者がどこのサイトから来て、どういった動きをするのか、どこのリンクに飛んでいくのか。これらを分析するだけで戦略的シティプロモーションが可能では無いのか。もしかしたらそこに、空き家情報、病院の情報、求職情報など前橋の魅力だと思われるものを詰め込めこんだ時に興味を持ってもらえるかも知れない。どこに、誰が魅力を感じるのかをしっかり分析して、狙った獲物は逃さず、たとえ大会に参加できない人でも必ず前橋に来たくなってしまうようなアピールが必要だ。スポーツ大会参加者だけにとどまらない。観光や移住などその先の先まで考えてホームページを作っていただきたいと思いう。スポーツ大会等で、初めて前橋と触れ合う人にとってはホームページは前橋の顔だ。

実際の会場でもシティプロモーションが足りていない。大会会場で移住相談会や空き家、空き店舗情報、まちなか開業支援補助金などの情報で移住に向けたアピールをすることもできるはずである。単純な物件好きな方々もいるかもしれないし、店舗移転を考えている方々もいるかもしれない。

実際に来ている人々である。前橋市のメリットを少しでも感じてもらえればその人から知人などを通じて前橋の魅力を伝えてくれるかもしれない。一度きたらまた来たくなるような様々なアピールを繰り返し、その先に移住というゴールがあるということを忘れずにシティプロモーションを行うことが重要だ。

前橋市議会議員 岡 正己

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