2019年8月7日

慰霊と勉強。

8月5日は、前橋にとっては当別な日だ。昭和20年8月5日、終戦直前の前橋空襲。 市街地の80%近くを焼き、 530人余りの犠牲者を出した。

地域の行事で「前橋空襲を語る会」というものがあり、地域の子供から大人まで実際に体験した方々の言葉に耳を傾ける機会があった。当時の写真や、B29から落ちてきた爆弾の一部などをみながら思いを馳せる。今の我々の当たり前の日常は実は当たり前ではない。先人たちの様々な功績により与えられたかけがえのないものだ。

広瀬川には慰霊碑があるので、日常的に前橋空襲のことを思うことはできるが、市民でお互いに意識し合うことで、後世に伝えていけるのだと思う。

市内の寺院や協会などの鐘が一斉に鳴らされる市内一斉慰霊なども行われるようになり以前よりその意識は高まっていると思う。 市民が不戦と平和を誓う日だ。

都内にてセミナーに参加した。

「文化芸術ガバナンスと公民連携」というテーマで3時間半のセミナー。幼い頃、勉強が楽しいと思った事はあまり無かったが好きなものに対しての勉強は楽しい。専門学校の時の洋服の勉強などは本当に楽しかった。議員になってからの勉強は本当に楽しい。勉強したことがそのまま地域に活かせるかもしれないと思うととてもワクワクする。

国の動向や、他市の先進事例などとにかく勉強になった。セミナーの内容は後日、セミナー運営会社のHPで公開されるとのことで細かい内容はWEB上には遠慮するがとにかくためになった。

行政が行う文化政策の意味とは何か。それは興行ではない。儲かるからやるのではなくその地域に必要だからやる。再生産されるものでなければ伝統ではない。稼げるものであれば民間が既にやっている。ではその時に稼げないとわかっていても行政がやるべきこととは何か。

文化芸術の正当性をどう担保するのかということもとても興味深い。正解はどこか。決定者は誰なのか。多数派がいいと思うものは文化ではない。日本は意思決定の過程に問題もあるようだ。

今起こっている様々な問題の仕組みも理解できた。箱物行政と言う負の遺産に苦しめられる財政。ものは作れば古くなる。

前橋市議会議員 岡 正己

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