2019年8月14日
じゃんがら。
妻の実家のある福島県いわき市に帰省。道中アクシデントもありながら無事到着。いわき市にはお盆の恒例行事「じゃんがら」がある。
新盆の家やお寺を回り、太鼓と鐘に合わせて歌い踊る。なんとなく鎮魂と祭事の中間のような雰囲気で、亡くなってしまった方への想いを馳せる。音が遠くから聞こえてくるので、近くに来た際には見に行くことでご近所とのふれあいも生まれる。じゃんがらは青年会などの有志の集まりのようでその年齢も多岐にわたる。中に小学生の姿もあった。ここに至るまで幾度となく練習をしてきたと思われる動きは見ているものを引きつける。
前橋にはお盆の恒例行事は無い。その昔は前橋花火大会を8月15日に行うことでその意味を持たせていた。地域の伝統はその土地らしさにつながる。その土地らしさが無ければ差別化できない。行政だけではなく市民一人一人が前橋らしさを意識することでめぶくものもあるのでは無いか。
前橋市議会議員 岡 正己