2019年10月1日

オランダ大使館。

ATELIER MUJI GINZA トーク「Plastic Whaleについて語ろう」に参加。会場はオランダ王国大使館 出島ラウンジ。

出島ラウンジと呼ばれているらしい。昔からオランダと日本の関係は深いことがその名前からも感じられる。大使館にはなかなか入れることができないのでとても楽しみにしていた。無印良品のMUJIのトークイベントで事前に申し込めば誰でも無料で参加できる。 内容はマリウス・スミット氏が、世界初のプラスチックフィッシング会社Plastic Whaleを起業したきっかけやその活動について。9月議会の総括質問でも一番最初に質問したが環境問題について我々はもっと知らなければならない。

Plastic Whaleとは、アムステルダムの運河で、水面に浮かぶ廃棄物を乗客がフィッシングネットで釣り上げる有料のボートツアーを日々運航している会社だ。マウリス氏は東南アジアのリゾート地を旅していた時に海洋プラスティック廃棄問題に直面し、「このままではいけない」と自分の中に何かが芽生えたという。そこから様々な問題を掘り下げていった時に身の回りにも起きていた運河に浮かぶゴミの問題に着目し、プラスチックフィッシングという運河でプラスチックゴミを釣るイベントを企画。そのイベントは瞬く間に参加人数が増えて大きな運動となり様々な人たちを巻き込んで大きくなっていった。

そのうち集まったプラスチックで何かできないかということになり、集めたプラスチックを素材に変えてそれで船を作るという発想に至る。捨てられたプラスチックで作られたプラスチックを釣るためのボートである。

現在は企業の協力もあってカラフルなプラスチックボート11隻になっているという。話はこれに留まらず、回収したプラスチックはここからさらにオフィス家具のファブリックとして生まれ変わる。

いつも見慣れている何気ない暮らしのシーンから発想し、誰でも楽しみながら難解な課題解決に参加できるデザインは、多くの人々から愛され広がっている。日本は世界有数のプラスチック排出国だ。日本語の改善は今や世界の「KAIZEN」であるらしい。環境問題に対しても「KAIZEN」を掲げ、先進的に取り組んでいかなければならない。マウリス氏は人々を巻き込んでいく方法として、collection・creation・Education(コレクション・クリーション・エデュケーション)の3つを心がけることが大切だといっていた。つまり、集めて、創造し、教育していくことが未来につながっていく。これはとても心に響いた。トークの後には懇親会もあり様々な交流が行われた。
 
オランダ大使館に置いてあるものは、いちいち気になる。
     
アートがそこらへんにおもむろに転がっていて、気になりだしたら止まらない。こうなると外国にある日本大使館には何が置いてあって、どのような感じなのかとても気になった。

Plastic Whaleからのメッセージ、「STOP TALKING」話していないでとにかく動こう!

出島ラウンジの木の間からは東京タワーが煌々と輝いていた。

前橋市議会議員 岡 正己

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