2019年10月6日

古本。

読みたい時に読みたい本が見つからない。本棚に見当たらないということは、どこかに行った時のカバンの中にでも入っているのかもしれない。しかし、見つからないと無性に読みたくなってくる。いつかは出てくると思っている以上、もう1回買うという決断はなかなか難しい。しかし、それでも読みたいときは買うしかない。本は良い。電源もいらないし、どこにでも持ち運べる。あと質感も良い。あと匂いも良い。なんといってもその読んでいる仕草が良い。

縁側、公園、川沿いなど本を読む仕草と相性が良い場所で読むと、これがまた乙。とても贅沢に時間を使っているように感じる。先日、敷島公園で行われていたブックマルシェ「本の森」で購入した古本に、以前の持ち主のものだと思われる赤いラインが引いてあった。そのラインによってその本の表情が変わる。重要だと思われる箇所にラインを引いていたのだから、そのポイントにも個性が出るし、古本になっているということは、色々な事情があり手放したということなので、この巡ってくる感覚がなんとも良い。
これは、本という実際の物体があるからこそ起きるコミュニケーションだ。前の持ち主の人物像を感じながら読む本はまた一味変わる。「さて、私はどこにラインを引こうか。」

前橋市議会議員 岡 正己

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