「木馬だ！木馬だ！DA！DA！DA！」

前橋の想像のお祭り、２０１９駅家の木馬祭りが１０月２６日（土）に開催される。はっきり言って、こんなお祭りは前橋以外にはどこにもない。想像のお祭りの可能性は無限だ。今年は４月の春の木馬祭りから始まり、７月の弁天様コンテスト、９月の前月夜祭”BURNING　UMA” そして１０月の本祭と、前橋の季節を味わう１年を通してのお祭りとなっている。
「駅家ノ木馬祭」は、現代美術作家の白川昌生が創作した、江戸から明治はじめにかけての前橋のまちを舞 台にした物語、『駅家ノ木馬祭』をもとに、その中に出てくる失われたお祭りを現代に再現するというアー トプロジェクトだ。２０１１ 年に第１回が行われ、継続して開催されている。白川昌生が込めた、困難な時代 にアートや文化の力で生き抜くためのクリエイティブな想像力への想いをエネルギーに、手作りのさまざま な木馬や太鼓や勇ましい踊りが前橋のまちなかにあふれかえる、躍動的でカラフルな力強いお祭りである。
群馬県の県庁所在地前橋市、その前橋市の中心商店街（まちなか）を「木馬だ！木馬だ！だ・だ・だ！」の掛 け声と共に、簡単な踊りと太鼓で賑やかにパレードする。初めて前橋を訪れた 人もパレードに参加すると、まちなかの常連の様に振る舞えるもの面白い。そんな前橋の懐の深さも体験できるとっ ても自由なお祭りだ。１１時と１４時の２回弁天通りの大蓮寺を出発してまちなかを練り歩く。誰でも、途中からでも参加できる。練り歩きに参加することで想像の一部となる。体験できる作品だ。

前橋市議会議員　岡 正己