2019年12月17日
歩いて歩いて。
師走の帰り道。
縁(えん)。不思議なもので繋いだり繋がれたりしながら複雑に絡み合っていく。有難いことに様々な機会に恵まれる。金の切れ目が縁の切れ目というが、縁の始まりはお金にまつわらないことの方が多い。徒歩移動は、誰かとのバッタリや植物の変化など思いがけない縁をもらえる。今年は引っ越しをしたこともあり、本当によく歩いた年だった。歩いている姿もよく見かけられていたようで「歩いていたね」と言われる事も多かった。そもそも前橋は歩いている人が少なすぎる。つまずく石も縁の端というが歩かなければつまずく事もできない。縁は石のようにそこら中に転がっているが、それにつまずく事で初めて繋がることになるのだ。つまずくという言葉はあまりいい意味では使われないが、乗り越えたときを考えるとつまずいた時は成長の時でもある。
前橋市議会議員 岡 正己