４月５日は娘の誕生日。今年で１０歳になる記念すべき日であった。本来であればどこかで外食をして家族で１０歳の記念日のお祝いをするはずであった。しかし、このコロナの状況下ではそうもいっていられないので自宅にて過ごす。ここで問題が勃発した。妻に発熱の症状がでたのだ。この状況での発熱はいろいろ疑うことも出てくる。細かい経過観察とともに、家庭内で隔離が始まる。

子供達に２階への出入りを禁止し、寝食全てを１階で行う体制にした。「もしかしたら・・・」と思い当事者になると色々なことが見えてくる。海外渡航歴や感染拡大地域に行っていたわけではないが、前橋市でも３例目が確認されて、濃厚接触者は把握しているというが、どこでどのような交流がなされていたかはもはやわかりようがない。市内どこにでも危険が存在していると考えていい。

今私たちにできることは、感染しているかもしれないと考えて行動することだ。この場合私たち家族は濃厚接触者であり、無症状ということになる。この状態で我々が様々な活動をすること自体が危険な行為になる。新型コロナウイルスの初期症状を調べてみるが発熱が４日以上、ひどい倦怠感、喉の痛み、咳、下痢とある。発熱以外はあまり当てはまらないが人それぞれの症状に違いははあるだろう。疑いがある人にはすぐに検査できる状態ではないと無症状の人が感染拡大してしまうということがよくわかる。疑いがあるときにすぐに検査ができれば社会活動への復帰もスムーズだ。「かもしれない・・・」状態を払拭させるためには検査しかない。

今はしばらく経過を見るしかない。看病に必要なものや、いつももよりちょっと豪華な夕食の買い物へ。子供たちが進んで手伝ってくれることに成長を感じる。

前橋市議会議員　岡 正己