とってもインパクトのあるチラシが思わず目に留まった。

萩原朔太郎といえば言わずとしれた日本近代詩の父であるが、チラシには萩原葉子と書いてある。私はお恥ずかしながらその名前と萩原朔太郎の娘ということくらいしか存じておらず裏面のキャプションを読んでとてもワクワクした。

３０代半ばで文筆活動を始めた
４０代半ばでダンスを始めた
オブジェなどの制作も行い、６８歳で初めて展覧会への出品

「出発に年齢はない」と「書いて、創って、踊る」を生涯続け、遅咲きにして大輪の花を咲かせたとあった。なんて素敵な人なのだろう。私はここ最近４０歳を前にして心のどこかで年齢を言い訳にしている部分があることに気がついた。なんとなく４０歳だからとか大人だからとか都合の良い言い訳を無意識に多用している様な気がした。

出発に年齢は関係ないのだ。何かを始めるのに遅いなんてことはない。それを証明してくれている展覧会なのだと思う。

生誕１００年記念
作家 萩原葉子展「なぜ踊らないの？ 書いて、創って、舞う」
２０２０年１０月１０日（土）〜１月１１日（月・祝）
開館時間：９時〜１７時　休館日：水曜日、年末年始（１２月２９日〜１月３日）
観覧料：一般４００円　※高校生以下無料、障害者手帳をお持ちの方とその介護者１名無料

前橋市議会議員　岡 正己