2020年10月19日

発想の転換。

先週末は友人達が前橋に遊びにくるということでキャンプに行こうと計画していたが、土曜日が完全な雨予報となっていたため急遽榛東村にある「民宿しおざわ」へ。今まで何度か訪れたことがあるが気を使わずゆったりできて、食事も地のものをふんだんに使ったとてもいい意味で“群馬っぽい料理”が並ぶ。庭で取れた栗を使った栗ご飯や、自家製の梅干し、地粉を使った手打ちうどん、群馬のブランド豚のとんかつ、そして朝には炊き立ての新米も。まさに食の宝庫群馬ならではの食事である。

先日、観光地としての群馬を議論していたときにまさに話していたことだった。群馬と括るととても大きくなるので前橋に絞ってみる。前橋の温泉地に赤城温泉郷がある。群馬県に草津、伊香保、水上と温泉地が数ある中で赤城温泉郷の特徴は何か。そもそも赤城温泉郷に訪れるお客さんのターゲットはどこなのか。このあたりとても興味深い。

地域活性化の話でよく出てくるのが「温泉地刺身問題」である。山の中の温泉宿にいったら新鮮じゃない様な刺身が出てきた、というものだ。新鮮か新鮮じゃないかはおいておいて、その土地のものではないものが出てきたということである。これはおもてなしをする相手の問題でもある。遠路遥々遠くからやってきて、その土地のものを食べたいと思っている人には残念な結果だが、近所の人たちにしてみるとその土地のものはいつも食べているので、たまに来た時くらいご馳走が食べたいとなるだろう。これはどちらかが正解ということではなくそのターゲットによって異なるのだ。

赤城温泉郷のターゲットは誰なのか。調べていないのでわからないがなんとなく群馬県内とその周辺という気がしている。今後狙うべきターゲットによっては発想の転換が必要かもしれない。自分たちの強みをしっかりと分析してターゲットに届ける。これは前橋のまちなかも一緒だ。ターゲットは誰なのか。とても難しいが取り組むべき課題である。

帰りがけによった中華料理屋さんにて。

常に楽しむ気持ちを忘れてしまった大人には子供の自由な発想はとても刺激になる。まさに発想の転換を表している様だった。

前橋市議会議員 岡 正己

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