2018年1月24日

三ない運動。

月に一回の常任委員会が開かれた。
私の所属している総務常任委員会と教育福祉常任委員会の二つ。

市民から寄せられた陳情についてと報告事項が一つ。
雪の影響と対策の説明もあった。

今回の雪への対策は良かった。備えあれば憂いなし。
危機管理は失敗は許されない部門だ。

市民が互いに支え合うことも出来たようだ。
その他事項で“新聞報道について”宮田議員(会派:市民フォーラム)から質問が出た。

先日の高校生二人をはねた、高齢者の暴走事故について
行政に責任があると市長が発言したと新聞に報道されていた件である。

今回の事故の原因をどこに見るかによってその論点は変わってくると思う。
公共交通が充実していないからなのか。
縁石があって歩道と車道が分かれていれば防げた事故なのか。
鍵を手の届くところに置いてしまったからなのか。
接触事故を起こし焦って現場から逃走しようとしたからなのか。
痴呆を患っていて判断能力がなかったからなのか。

本人の責任はもちろんだがそれを取り巻く状況はしっかりと検証しなければならない。
行政としての責任もあるとは思うが行政ができることは限界もある。

公共交通の充実はもちろん行政の仕事だ。
前橋市内を走るバスには自転車も乗せられて車椅子にも対応しているものもある。

自動運転など車側の機能での解決策ももちろんあると思う。
しかし、この自動車大国で我々の意識そのもの、行動パターンを変更していく
というもの必要ではないか。

『三ない運動』を思い出した。
正式名称は、高校生に対するオートバイと自動車の三ない運動だ。
免許を取らせない、買わせない、運転させないというスローガンを掲げて、
高校生のバイク自動車事故を抑制しようというもの

例えば、「免許を更新させない、運転させない、鍵を持たせない」

など高齢者向けの三ない運動も必要なのではないか。
事故を起こしてしまっては犯罪者だ。
加害者の家族は犯罪に手を貸していることにもなる。

この問題意識をしっかり持ち、未然に事故が防げるような運動の必要性を感じる。

被害者の生徒の一人は意識もあり食事を取れるまでになったと聞いた。
もう一人の生徒は依然として意識がもどならいようだ。

なんとか助かって欲しいと願うばかりである。
行政としてできる最大限を順序だでて検討していくべきだ。

前橋市議会 議員 岡 正己

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