2021年4月14日
緑。
伸び過ぎた枝を落としているようで緊急工事と書かれた看板とともに道路を封鎖して高所作業車が鎮座していた。
緑豊かでいいと思う反面、伸び過ぎた枝や落ち葉など生活に影響を及ぼすこともある。新型コロナウイルス感染症の影響による緊縮財源によって、街路樹の伐採費用が大幅に削減されている。市民生活に影響を及ぼさないように執行していくことになっているが減った分の影響はどこかしらには出るはずである。
国道などで枝がほとんど落とされている木々を見ることもある。もはや何のためにそこにあるのかわからなくなる。緑と共存していく解決策はないのか。
前橋商工会議所が提唱しているグリーン&リラックス構想を見返してみる。前橋市を客観的にみてみると都市部では決して緑が豊かだとは言い難い。東京の方が緑を意識的に取り入れているからなのか都市の中の緑が目立つ。都市部の中のリラックスはどこにあるのか。答えは公園だと思う。公園部分に個性を出すことで前橋市のリーダーシップも発揮できる。しかしここ最近の公園は死角を生んでしまう防犯的な側面や、公園愛護会の負担などもあって緑豊かに出来ない事情も理解できる。
日々使う人たちのことを考えると緑豊かにすることが必ずしも最善とはならない。ここがとっても難しい。
前橋市議会議員 岡 正己