2021年5月21日
古いモノ。
20日65歳以上の新型コロナワクチン接種予約受付が開始された。ワクチン接種は任意である。情報化社会の大きな特徴であると思うが世の中の流れが一方向ではない。そこには多様な流れが存在し多様な考え方がある。
その流れは、見ているメディアにより大きく影響されていると感じる。少し前に群馬県内各市町村の首長のワクチン接種状況のニュースがあった。市民の声として「首長だけ先に接種するなんてずるい!」「安全性のアピールのためまずは首長から接種して!」「組織のトップとして感染したら指揮が取れないので優先して摂取するべき!」
どれも間違いではないと思われる様々な意見が出ている。自然なことだと思う。むしろ国民、市民全体が一方向に突き進んでしまうことの方が怖い。少数派意見にも耳を傾けて様々な選択の自由があってこそ豊かな国である。
さて、未来の話。
古いモノの価値。街にある古いモノの代表といえば建物だ。古いモノをどうやって残していけるのかを考えることは前橋の未来の姿を想像することだ。古い建物の価値。それは新しく作ることができないものでこの街のアイデンティティである。過去の失敗から古いものを大切にしていくことを学ばなければならない。コロナ禍ではあるが未来のために動く。
前橋市議会議員 岡 正己