母校、市立前橋高校の令和３年度開校記念式に参加。同窓会長として祝辞を述べさせていただいた。記念公演は、前橋工科大学理事長福田尚久氏による「デジタル化の進化が君たちに意味すること」。福田氏は日本通信株式会社の代表取締役社長で、前橋市のスーパーシティ構想のアーキテクトとして、まえばしID及び全体構想にも携わっていただいている。

講師の選定は同窓会長の役目と決まっている。スケジュールが決まっている中で先約がありながら予定をずらして講義に来てくださった福田理事長に感謝したい。

とても刺激的な内容だった。コロナ禍のため来賓が呼べなかったのが残念だったが、逆に生徒達限定の特別事業と考えればとても贅沢に思えてくる。知識を身につけるということは分解力であるというコメントに痺れた。

この世の全て、絶対どこかに理由があるはずだ。それらを探究し続けていくことが分解力。この分解力によって知識が身に付いてくる。その分解力と想像力がかけ合わさった時に個性となる。

学校はあくまで知識を身につける方法を習得する場所にすぎない。これまでの“常識”は、そのままでは通用しない。これまでの“経験”はそのままでは活かせない。様々なものを分解していくことで身につく知識が頭の中で結びついて今までにないものが生まれる。

真剣にメモを取る生徒達に前橋の明るい未来を重ね合わせた。

前橋市議会議員　岡 正己