2021年8月16日
8月15日。
子供の頃、8月15日は1年の中でも特別な日で朝からそわそわしていた。家の目の前の利根川で花火大会が行われていたからである。TVでは終戦の日の特集が組まれていて、子供ながらになぜその日に花火大会が行われているのかをしっかりと認識して、8月15日という日を特別な日として迎えることが出来ていた。
しかし、いつからか花火大会は8月15日ではなくなって、その意味の大きな部分を失ってしまったように感じている。花火大会はただの賑やかしでは無く、そこには鎮魂の想いや先祖への感謝、2度と戦争を起こさない決意など様々な市民の想いが夏の夜空に彩られる伝統行事だったのだ。単純な日程の違いではなくこの日程、8月15日に意味があった。
前橋花火大会は昨年に引き続き今年も中止となった。様々なイベントが中止になっているので特に驚かないが本当にやれなかったのだろうかという疑問は残る。前橋花火大会の開催の意義はなにか。WEBサイトを見る限り前橋花火大会とはそもそもなんなのかの記載が見当たらない。伝統を未来にどうやって繋いでいくのかは今を生きている我々の責任である。
□本日のめぶき 「ラフコーヒー」
イベント広場前が笑顔あふれる場所にポジティブチェンジ!!素直に嬉しい!
前橋市議会議員 岡 正己