2022年1月15日
まちなか再開発。
前橋のまちなか再開発(千代田町中心拠点地区再開発)についての説明会に参加した。再開発の経緯から今後の事業概要、都市計画決定に向けた手続きの説明があった。再開発の敷地面積は2.7ヘクタールで、スズラン前橋店を中心とする商業施設、オフィス、市立図書館、広場などが基本構想として示されている。
2024年着工を目指している。印象的だったのは駐車場についての質問だ。現在の平地の駐車場ではなく約100台程度の地下駐車場が確保されるということであるが、これは車社会の前橋において市民が反応するのも無理はない。
これに関しては、まちなか全体の駐車場政策として捉える必要がある。先日の総括質問でも取り上げた「まちなかの駐車場」は全体を分析してまちのビジョンやアーバンデザインとも照らし合わせるべきだ。
空き店舗が壊されてそこがコインパーキングになる。これを繰り返しながらどこもかしこも駐車場になってくる。この時重要なのが市営駐車場の存在である。まちなかから少し離れたとしても無料の駐車場という選択肢があれば人は歩くようになる。目的地の目の前までドアトゥードアが基本になっているその風土から変えていかなくてはならない。
大型ショッピングモールのように大きい平地の駐車場を求めるのは限界がある。公共交通機関との連携なども視野に入れながらまちに来るところからの意識を変えていくべきだ。
現在のまちなかは、公営の駐車場が約1500台、民間もものも合わせると約2500台近くある。これは半径500メートル内にこれだけあるということだ。そう考えると駐車場がないわけではない。稼働率などから考えても駐車場が足りていないわけではない。
ただ、市民が求めているのは平地の駐車場なのだ。なので、駐車場政策としてしっかりと向き合っていく必要がある。まちに魅力がなければ駐車場だけがあってもそれが一番意味がない。
□本日のめぶき 「センターの漢。」
本日の上毛新聞の記事。どセンターに座る背中が丸い漢は私です。
前橋市議会議員 岡 正己