2022年3月12日

祝・卒業。

前橋三中卒業証書授与式に来賓として出席した。

コロナ禍なので来賓はPTA本部役員のみ、祝辞もPTA会長のみでそれ以外の方々は印刷しての配布となる。ひとりしかない祝辞なので責任重大である。

今年の卒業生は2年間がコロナと共にある。1年生の時の写真や動画を見ると今では考えられないくらい幸せそうであった。私からの祝辞の一部を本日のめぶきに記載しておく。

□本日のめぶき 「祝辞」
皆さんは3年前、この学校の門をくぐり勉強に部活動など見るもの感じるのも全てが、刺激に溢れていたのではないでしょうか。そのような中、新型コロナウィルス感染症の影響で、皆さんの中学校生活は、例年とは違うものになりました。困難に直面し気持ちが不安定になったりやるせない気持ちになったこともあるでしょう。
困難なんか無ければ良いと誰もが思います。しかしこの困難の難という文字に無いという字がつくと「無難」になります。そう無難になってしまうのです。

逆に困難の難という字に有るという文字がつくと「有難い」となるのです。困難の裏には有難いと感じることがあるということです。

コロナ禍のありがたさとはなんでしょうか。生徒一台に配布されたタブレット端末でしょうか。寄り添ってくれた先生でしょうか。人それぞれかもしれませんが、机を並べあった友達、毎日皆さんのことを心配してくれていた親御さんではないでしょか。

コロナ禍で無ければ当たり前であった何気無い生活もとても有難く思えてくると思います。皆さんがこの困難の中で学校生活や行事の内容を工夫したりしながら、仲間と共に積み重ねた日々は、皆さんの成長に大きくつながり今後の人生にとってかけがえのないものになります。困難は乗り越えられる。これは皆さんが証明していることだと思います。
自信を持って新しいステージへと旅立ってください。

前橋市議会議員 岡 正己

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